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2019年2月11日 (月)

安倍晋三について思う

ユニクロの柳井正は、日本経済新聞のインタビューのなかで、アベノミクスは株価を上げただけだと言い切った。日本経済を停滞から脱却させるためにインフラ整備が必要なのだが、滞ってしまったと嘆いた。
安倍政権が実行する政策には統一性がなく、その時々で、アメリカだったり、ロシアだったり、財界だったり、公明党だったりするが、相手の気に入るように税金をばらまいているのである。しかし、外国のなかでも韓国には金を使わないし、日本の貧困層には非常に冷たい。
経済面でやったのは、円安誘導と株価の引き上げであった。これによって、大企業は利益を増やし、富裕層の資産を増やした。一般勤労者の生活は豊かにならないどころか悪化している。経済成長率は他の先進国に比べて著しく低い。総合的に見て、失敗だったと言えるだろう。
政治においてはどうか。外交面では、いろいろ動いていることは確かだが、成果に乏しい。税金を使って経済協力をしているのだがリターンはどこにあるのか分からない。お金で友好関係を買って、支持率向上を図っているように見える。
国内政治における最優先課題は憲法改正である。軍隊を公式に認め、戦争ができる国にし、周辺に圧力をかけることである。これが政治家としての最大の目標である。他のすべての行動は、この目標を達成するためにこそ進めているのである。
安倍の思想と行動は、日本の国家と民族にとってリスクが大きく、自民党のなかにも内心危惧する者が多いのではないかと思うのだが、それができず追随してしまうのは、彼を支えている勢力が実に厄介であるからに違いない。彼は、フェイクも交えて政敵を攻撃し、言い逃れもする。最近では言論統制も露骨になってきた。
結論を言うと、彼こそ民主主義の破壊者であり、国益をないがしろにする、国民の真の敵だと言わねばならない。

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