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2016年9月18日 (日)

ボディビルダーの体力測定企画

 YouTubeでボディビルダーのポージングを検索していたら、ボディビルダーの体力、身体能力を測定しようというテレビ番組が目に触れたので見てみた。
 
 内容は男性ボディビルダー3名(うち1名はお笑いタレント)女性ボディビルダー1名に、握力測定、背筋力測定、反復横飛び、走り幅跳びをやらせて一般人の平均値と比較しようというものである。
 結果はやる前からおおよそ予想ができた。それは、これまでに似たような企画を見た記憶がかすかにあったし、ビルダーの体の特性から予測できる部分があったからである。握力は一般人を大幅に上回るであろうし、背筋力はそれ以上に上回るであろう。前腕は一般人も普段の生活の中でかなりの程度使う部位であるから、あまり使わない背筋よりも差が出にくいのは道理である。実際、背筋力の測定結果は目を見張るものであった。
 一方で反復横飛びと幅跳びは一般人とさほど変わらないと思われた。ボディビルではそのような動作は行わないことが一つの理由であるし、脚力がある反面体重が重たくなっているので効果は減殺されてしまうからである。結果はほぼそれに近い内容になった。
 もう少し考えてみると、ボディビルを始める人は一般人のカテゴリーに入る人かどうかという問題もある。アスリートがボディビルに転身した場合であれば、おそらく反復横飛びと幅跳びでもよい記録が出るのではないか。しかし、実際は一般人もしくは競技経験の浅い人の割合が多いように思うのである。
 ハンマー投げの世界チャンピオン室伏は、筋骨隆々であり、ボディビルダー顔負けの肉体を誇っていたが、立ち幅跳びでは驚異的な記録を出すと聞いたことがある。彼がボディビルをやってみたら日本でも有数の選手になるのは間違いない。
 ボディビルという競技は、ある意味誰にでもできる競技であり、努力次第で一定のレベルに達するものである。私は、その人の熱意とストイックな精神を測る競技であると思う。
 ボディビルダーの幅跳びの記録が振るわなかとしても、それを笑ってみるのはそうやって熱心にトレーニングを積む者のを愚弄する行為ではないかと考える。
 

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