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2016年7月 4日 (月)

元部下だったIさんに送った言葉

 出世を直接の目標にしてはならない。

 「金儲け」や「地位」をひたすら追いかけている人も世の中にはいる。
しかし、そういう人は尊敬されないし、付いて行こうとも思わない。(計算高い、即ち同類の人間だけが付いていく。)
夢や思想のない人に魅力はない。

 会社のなかで評価される社員には二種類いると思う。
①実務能力の高い人と②会社の理念を理解し大局的な判断のできる人だ。前者は上司にとっては大変ありがたい部下だ。例えば、職位は違うが、AさんとBさんは私にとっては得難い部下であった。(Bさんは今でもそう。)

 しかし大局的判断においてはAさんはあまり頼れる人ではなかった。(自制していたのかもしれないが)Bさんはこれからだ。実務能力が高い人の前提は、こちらの意図を素早く読み取ることだ。
2か3を示せば10を理解する。そして9割の完成度で仕上げて持ってくる。

 あなたがこのタイプを目指すのなら、そういう読みというか勘が必要だ。
そのためには日頃から、いい意味で「聞き耳を立てている」必要がある。
それから、限られた材料を上手に組み立てる能力をトレーニングで鍛えることだ。

 この方向で頑張れば課長にはなれるだろう。しかし、それは結果であって、最初からポストは狙うものではない。

 次に後者の話だが、これは資質が左右する。例えばだ。①不正が許せない人。(とはいえ、力がないと不正も正せない。)
②貧しい人。虐げられた人に対して同情的である人。
③自分が偉いと思わない人。

 こういう人でなければ経営者や経営幹部についてはならない。

 あなたも志をもって(「欲」ではない)地道に頑張っていればうまく行く場合がある。

 運命とは皮肉なもので必ずそうなるとは限らない。信じて頑張るしかない。
たまたま上のポストに空きが出て、そこにはまって、それから順調に上がっていくという事例も何度かみてきた。
巡り会わせである。とはいえ、そういうときに、彼はどうかと言ってくれる人がいると幸運だ。

 最後に、肩書と人間の偉さとは関係がない。
役位とは、組織の発展のために、能力ある人に託されているものである。
仕事を離れたらただの人である。

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