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2015年1月 8日 (木)

席譲れは、ちょっと違うんじゃないか

 暮れのこと。地下鉄に乗っていて、けっこう混んでいた。私は立っていた。

 駅に着いて、乗客が乗り込んでくる。そのなかに杖をついた老人がおり、そばで女性が強い口調で言う。「この老人に席を譲ってくれる方はいらっしゃいませんか。」二度、三度繰り返す。それで、しぶしぶかどうか分からないがサラリーマン風の気の弱そうな男性が戸惑ったような顔をして立ち上がった。

 私は立っていたので、その女性の言葉を直接受け取る立場にはなかったが、何やら不快なものを感じた。お前ら、この老人の姿を見て動かないのはなんと不道徳なやつらだと言っているように感じる。立っている私すら叱責されている気分になった。

 私は自分が座っていて、近くにそういう老人が来たら迷うことなく譲るだろう。おそらくその車両に座っている人は混んでいて目に入らなかっただけで、そのうち譲ったに違いない。それが女性が叫ぶものだから混乱したのだ。

 何か自分は偉いんだと訴えているようですらある。そんなことをする人は以前はいなかったのではないか。そっと譲ってやってもらえませんかとつぶやくように言う人はいたかもしれないが・・・。

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