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2013年11月23日 (土)

儲かる人材紹介業

 中途採用する場合、人材紹介会社を利用することが多い。社員のコネクション等で採れた場合はコストはほぼゼロだが、紹介の場合は成功報酬として、年間給与の30%ほど支払わなければならない。500万円の人材であれば150万円であり、高額の紹介料である。紹介会社は数多くあるが、この手数料水準は横並びであり、ダンピングはない。これが崩れると、人材紹介業とビジネスが崩れるからである。また、主要な企業がリクルートの出身者であり、同じビジネスモデルを継承しているからでもある。談合して儲けていると言うことができる。ちなみに、欧米での紹介料は15%程度であるから、その高さが分かるだろう。

 そんな高い金を出してまで紹介会社に依存しなければならないのは、多数の企業が採用力を持たないからだ。自分で人材を見つけてくることができない。それは、情報の不足であり、ノウハウの不足があるからだ。転職したいサラリーマンはたくさんいる。そして、そのなかには優秀な人も数多くいる。いかに、彼らの情報を入手し、アプローチできるかどうかだ。会って話をすれば、自分の企業の理念や特長を伝えることができるので、可能性は開ける。

 媒介するのはやはりインターネットだ。データベースの閲覧権限を売っている会社がある。データベースから検索条件を組み合わせて、欲しい人材を引っ張ってくるわけだ。そして個々にメールなどでアプローチする。とはいえ、その母集団のレベルが低いと欲しい人材にあたる確率が上がらない。そこで、ある会社はエントリーを有料にした。金を払ってまで登録する人のレベルはそうでない場合に比べ高くなる。そうすると、人を採りたい企業もいい人材に出会う確率が高くなるから、相乗作用で利用度が高まっていくのである。

 知名度の低い企業は採用弱者である。紹介会社に頼ると、それなりの人材しか回ってこない。なんとかして自前で対象者にアプローチするノウハウを持ちたい。観光ホテルでも、旅行代理店を使わないと集客できなければ途中のマージンを取られるから利益が少ない。自前で客を集められれば儲かるのである。

 いい会社があることを分かってもらいたい。

 

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