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2013年9月の投稿

2013年9月29日 (日)

熊野市市長選挙

選挙:熊野市長選 10月27日投票 日程決まる /三重

2013年6月3日:毎日新聞

 熊野市選挙管理委員会は2日、任期満了(11月12日)に伴う市長選挙を10月20日告示、同27日投票と決めた。即日開票する。

 これまでに立候補表明は、行われていない。現職の河上敢二氏(56)=無所属=は2期目。3選を目指す立候補を有力視する見方がある。

 投票所は、同市育生町の粉所(こどころ)地区で立会人の確保が難しくなったためとして粉所集会所は使わず、尾川地区の市立育生小の講堂に統合し、市内45カ所となる。

 2日現在の選挙人名簿登録者数は1万6145人(男7303人、女8842人)。【汐崎信之】

◆ 河上 敢二氏の略歴◆
  昭和31年7月18日生まれ。57歳。井戸町出身。 市立井戸小学校、市立木本中学校、県立伊勢高等学校を卒業。昭和56年3月東京大学医学部保健学科卒業。同年4月、農林水産省に入省。経済企画庁、外務省在イタリア大使館に出向などの後、平成17年熊野市長に初当選。

 熊野市は私が生まれ育った町のお隣にある。前回選挙は無投票であった。今回も無投票だと思われていたらしいが、対立候補の出馬の動きがある。市会議員の中田征治氏(無所属、70歳)のブログにその様子が記されている。

 今日の市長選挙事前説明会は、当然定数1の選挙のものです。
 世間では現職の無投票だと言うことになっていたようです。
 で・・・
 午前10時に、私と40年来の盟友の二人が説明会に顔を出しました。
 現職陣営には想定外の出来事だったのかも知れません。
 しかし、望んでいる市民も多く居ることは知っています。
 作法通り説明を受けて帰りました。

 説明会が終わるとすぐに市内には波が立ってきたようです。
 天気は良いのですけどねえ・・・
 本人達の予想以上に早く波が大きくなりました。

 

 安泰では行政は腐りますね。批判する勢力もしっかり生きていないと。限られた予算をどう使うかは、首長の信念によりますし、知恵のあるなしで違ってきます。それがなければ、少ない予算に欲深き人々が群がってきます。首長は自分に近い人々を優遇する構図が出来上がってきます。

 中田氏が出るのかどうかは分かりませんが、関わることは間違いなさそうです。どうか頑張ってもらい、河上陣営を追い詰めていただきたい。「面白い」選挙になりますように。

2013年9月28日 (土)

「おとうさん ありがとう。」

 社員旅行で、秋田県の角館に行った時のことである。ある土産物屋で、その声を聞いた。

 「おとうさん、ありがとう。」幼いが、はっきりとした、発声である。これほど素直で、可愛らしい言葉を聞いたことはない。

 父親におもちゃか何かを買ってもらったのだろう。想像するに、節制のある家族なのだろう。過剰にものを買い与えていないから、たまに買ってもらったときに嬉しい気持ちが湧きあがる。その気持ちが声に表れている。

 親が買わなくても、おじいちゃん、おばあちゃんが何でもかんでも買ってやる。物で孫の関心を惹きたいということなのか。かわいさ余っての行為なのか。しかし、物の過剰は人間関係のバランスを崩すように思えてならない。

 また、あのような声、言葉を聞くことができるだろうか。「おかあさん、ありがとう。」でもいいが、男としては「おとうさん、ありがとう。」が感動できる。自分の子供に言われたことがあっただろうか。忘れているだけで、あったのかもしれない。

2013年9月25日 (水)

東北旅行写真集2

松島

Matsusima04

瑞巌寺 参道

Zuiganji01

伊達家 お位牌

Zuiganji02

伊達家 お位牌

Zuiganji03

2013年9月24日 (火)

東北旅行 写真集

 たくさん撮りましたが、そこからいくつかピックアップします。

宮沢賢治記念館

Miyazakinenkan02

猊鼻渓 舟下り

Geibikei01

平泉 大文字

Hiraizumidaimonnji

松島 五大堂

Matsusima07

2013年9月23日 (月)

1億円か100万円か

 ユニクロの柳井正が語ったことである。1%の億万長者と99%の貧困層に分裂していくと。これにはずいぶん批判が集まったらしい。しかし、極端かもしれないが未来予測としてはいいところをついている。その方向にじわりじわりと、いや急速に変化しているのではないだろうか。日本でも、欧米でも、中国でもその傾向は共通している。フラット化の結末はそういうことなのである。すでに映画ではそういう世界が描かれている。柳井氏はそれを読んで、99%の人々に向けてビジネスを考えている。

 では、その傾向はあるとしても、未来が決まったわけではなかろう。そうなる前にそれを断つ世界的な運動が起こるだろうか。反グローバリズムの動きとしてデモが発生したが、散発的である。かつては組織された労働者がいて、それをリードする革新的な政党も力を持っていた。それは経済成長の産物であったかもしれない。ところが今や、経済の停滞は組織化されない労働者、いや、かつての「労働者」というカテゴリーには括れない、どちらかと言えばルンペンプロレタリアートにちかい人々が大量に生み出されてしまった。

 彼らを結集させる客観的な条件はどこに存在するのか。インターネットと安価なツールは結びつける道具にはなるだろうが、情報を操作されたら抵抗ができない。大がかりな暴力手段は1%の側が占有するだろう。

 すこぶる悲観的な未来像だが、そんなことは絶対にないと言い切れる人は多くはあるまい。大なり小なり、そういう予感を持っているのではないか。しかし、それは意識化されていない。あんな馬鹿な政治家(巧妙ではあっても、決して賢くはない)に騙されているのだから、覚醒の望みは薄いのかもしれない。

 「雇用の喪失と貧困」「放射能の恐怖」「戦への恐れ」。こういったものが大転換の引き金にならないだろうか。望みは捨てまい。

2013年9月22日 (日)

本屋の立ち読みから 張本勲、大滝秀治

 

 何度か書いたが、週末は大手の本屋で立ち読みするのが日課になっている。梅田でいうと、混雑している紀伊国屋には行かず、余裕をもって見られる茶屋町のMARUZEN&ジュンク堂書店か堂島のジュンク堂のいずれかにしている。

 そこで2時間ばかり立ち読みして(ここは椅子まで用意してくれているので座り読みができる。私は基本的に座らないが。)そのお礼として文庫か新書を1~2冊買うというパターンだ。だから読み逃げではない。

 さて今日読んだ中では、元プロ野球選手の張本勲さんについて書いてある文章が面白かった。張本さんは昭和15年に広島で生まれたが、その年に両親と兄、姉とで韓国から渡ってきている。来てすぐに生まれた子だ。そして、昭和20年に被爆している。プロ野球選手で唯一被爆者手帳を持つ男である。

 子供のころは喧嘩が強かったので在日としていじめられることはなかったという。それよりもプロ野球の選手になってからの方が差別されたという。兄が野球選手としての道を開いてくれた。広島商業と広陵高校を受けたがダメで、大阪の浪商に進む。兄も大阪に出てタクシーの運転手をし、収入の半分以上を張本さんのために使ったという。

 張本さんの野球の才能は素晴らしいもので、私も現役時代のプレーを見たことがある。低い弾道で左右に打ち分けるバッティングは超一流である。イチローよりも打球に力があったように思う。そういう実力があったのだが、実は彼にはハンディキャップがあった。子どもの頃に負った火傷で右手の小指と薬指が癒着し使えなくなった。これは野球選手として致命傷に近いハンデである。これをはねのけて、最多安打記録と500本を上回る本塁打の記録を残したのである。プロの選手に厳しいのはこういう背景があったのである。

 今日書きたかったのはこのことだが、おまけでもう一つ。大滝秀治さんが自ら書いたエッセイのなかの事実。大滝さんは若いころの中耳炎がもとで、片方の耳が聞こえなかった。これも役者としてはハンデだと思うが、日本でも有数の役者になったのである。

2013年9月21日 (土)

許されざる者

 「許されざる者」を観てきました。ちょっと血なまぐさい映画でしたね。リメイクした元の作品は西部劇だからこんなんじゃないんだろう。刀は直接斬るし、突くからどうしても生々しくなる。欧米人が見たら嫌悪するかもしれない。

 テレビで、人はどこまで許されるかみたいなCMを流しているけど、そんなことを考えさせるストーリーでもなかった。(私の感じ方だが)アイヌや「女郎」を慮るセリフがあったが、これは監督の良心かな。アイヌはインディアンを置き換えたのでしょうか。

 ストーリーよりも渡辺謙と佐...藤浩市の演技が印象に残りました。佐藤は根っからの悪人をやらせるとピカイチですね。親父も「飢餓海峡」で悪人を好演しました。三国は晩年スーさんを演じましたが、佐藤のそういう役は想像ができません。渡辺謙は、悪人には見えない男が「平気で」人を斬ってしまう役柄をうまく演じていました。以前、正月の時代劇で壬生義士伝を主演した時のことを思い出しました。

 
 どこまで許されるかと言ったって、基本は人を殺しちゃいけないわけで、いろいろ事情はあるにせよ、その建前は崩しちゃいけません。

  ところで、李相日監督の作品は、フラガール⇒悪人⇒許されざる者と続いたのだが、この流れをどう見るか。だんだん過激な方向へ行っているような受け止めもできる。映画の材料を見つけるのも大変なのだろうが、焦りがあるのかもしれない。
 ここは日本なので、アメリカのようにセックスと暴力だらけの映画じゃよろしくない。混沌としているからこそ、ひずんだ部分のクローズアップばかりではなく、地下水脈のように静かに、そして確実に流れる人間の穏やかな部分も表現してほしい。

Top3

2013年9月16日 (月)

石原 猪瀬 橋下 カジノ知事

「カジノはいいことだらけ」 猪瀬都知事、国会での議員立法求める
                                    2013.3.13 23:03 産経ニュース

 東京都の猪瀬直樹知事は13日の都議会で「ある意味ではいいことだらけ。日本にカジノがないのは不自然だ」と述べ、カジノ合法化の議員立法を国会議員に求めるよう、各党都議に要請した。

 予算特別委員会で、中屋文孝都議(自民)が臨海副都心などへのカジノ誘致の意義を尋ねたのに対し、猪瀬氏は、かつて自ら政府税制調査会で地方税収増加や違法カジノ防止などのメリットを提言したと紹介。「賭博と同列に考えるのは日本だけで、大人の社交場がない。海外は映画館や劇場とともにカジノがあり、文化として都市の魅力を高める」と熱弁を振るった上で、都議らに「議員立法が国会提出寸前までいったが潰れた。もう一回働きかけてほしい」と求めた。

 約120カ国で行われているカジノの合法化は、石原慎太郎前都知事の「お台場カジノ」構想を発端に大阪府など各地の自治体が求めている。

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 この感覚は理解できません。「大人の社交場」?「大人」って誰を指すのですか。一般大衆ではありませんよね。大衆はパチンコでしょう。これも決して楽しくはないでしょう。貧しさを紛らわすためにあるような遊戯ですからね。

 富裕層が集まるのでしょうか。そういう人からお金をふんだくって貧しい人に分配でもするのかな。それが目的なら、年収いくら未満は入場禁止にすればいいですね。しかし、こんなやり方で税収を増やすのは品の良いやり口ではありません。正々堂々と所得税としてとりましょう。富裕層も大企業も多額の税金を収めることに誇りを持つようにならなければなりません。

 オリンピックの決定で知事は鼻高々でしょうが、今後一般大衆の生活が逆に荒廃していかないように注意して見ていきましょう。見た目だけきれいな街になっても仕方ないではありませんか。

2013年9月15日 (日)

ああ東京オリンピック

 東京に決まりましたね。

 ほかの条件を考えなければスポーツの祭典として興味深いし、パラリンピックのアスリートの姿も感動的であります。

 しかし、お金がかかります。猪瀬知事が4千億円も予算があると豪語しました。これだけ競技施設の建設などに使えば、大手の業者は大喜びでしょう。関連の企業の株価が上がっています。このお金は誰のお金でしょうか。大会が終わった後、都民の生活に活きるお金の使い方でしょうか。

 為末さんが言っていました。お祭りが終わった後に、何も残らなかったということではいけない。スポーツが国民の生活に根付いているというような遺産がほしいという趣旨でした。萩智は、障害者スポーツの施設等の環境が貧困すぎると言っていました。これは改善するでしょうか。国や自治体がそういうことにお金を使うようになるとは思われないのですが。住民の生活の充実のためよりも、企業の支援に回ってしまうのではないでしょうか。企業が潤わないと国民の生活もよくはならないというのが基本的な論理です。

 プレゼンの中継は首相と知事の支持率を押し上げたかもしれませんね。怖いですね。特に首相はずいぶん得をしたと思います。これが首相のやろうとしていることを全部支持する力になってしまったらどうしますか。憲法改正(改悪)が進んでしまいませんか?そこのところは国民も区別して考えられるのでしょうか。

 お祭り騒ぎに踊らされず、冷静に判断していきましょう。

2013年9月14日 (土)

業界格差

 業界によって企業の収益性と従業員の所得において大きなギャップが存在している。さらには従業員の労働条件などにおいても同様のギャップがある。

 非常に厳しい条件にある業界の一つは、飲食業である。この業界には参入障壁がない。したがって競争が激しく、開店・閉店のサイクルが短い。競争が激しいために付加価値が小さくなる。また、繁閑の差も大きいので、従業員を常雇いすることができない。従業員の9割をパート、アルバイトが占めており、正社員の労働条件も厳しいし、所得も決して大きくはない。

 あるとき、あるチェーン店に勤める人のタイムカードを見せてもらったが、ほぼ毎日お昼前に出勤し、夜中の1時、2時に帰っている。休日は3日間であった。夜中の電車も終わった時間にどうやって家に帰るのだろうか。タクシーで帰るほどの給料は得ていないはずだ。店舗で仮眠をとり、始発で帰り、少し自宅で寝て、再び出勤するのだろうか。休みが3日では疲れも取れまい。この業界に詳しい人の話では、30代に体を壊し、郷里に帰る人も多いらしい。

 外食チェーンのWやZがブラック企業と言われているが、他もあまり大差はないのではないか。どこも正社員は厳しいに違いない。飲食業は個人経営でも楽ではない仕事である。仕入、仕込み、営業、そして片付け。重労働である。これを家族で協力し合ってやっているから続けられる面があった。また自宅兼店舗であれば固定費がかからない。そういう要素があって成り立っていたものを企業化すると、社員にしわ寄せが行くのである。

 この業界に食材などを提供する卸売業も過酷な業界だ。ここも付加価値が大きくないので、配達も軒数を回って一人あたりの売り上げを上げなければならない。朝早く出勤し、配達する商品をピッキングして、順路にしたがって車に積み込みする。細かいのでかなりの時間を要する。それが終わると営業をしながら一軒ずつ配達を続ける。郊外はまだよいが、繁華街の配達は気も使うし、ビルのなかだと時間もかかる。帰ってくるのは夜である。それから、途中でもらった注文のCPへの打ち込みを行う。当然帰宅は遅くなる。

 私はこういう業界に関わってきたので内情はよく知っている。人がよく入れ替わる。入れ替わる方が人件費が抑えられるので歓迎する経営者もいる。ひどい経営者だと思うかもしれないが、待遇改善しにくい事情も確かにある。これに対し、食品の大手メーカーの社員などは雲泥の差であろう。労働時間は短く、所得は多い。時間当たり賃金は倍以上であるに違いない。

 正社員と非正社員の格差が論じられるが、一方で業界間格差も議論されてしかるべきである。改善策は容易ならざるものがあるが。

2013年9月12日 (木)

橋本先生 ご逝去

 橋本先生が亡くなられました。入院されていることは聞き及んでいましたが、亡くなられて残念です。国語は別の先生に習いましたが、教頭として朝礼台に立ち、宝塚歌劇の話をされている姿を思い出します。ご冥福をお祈りいたします。

2013年9月 8日 (日)

ネット上のインチキ広告

 ネットを開くと、中高年層向け各種サプリメントの広告がこれでもかというくらい表示される。「元気になる」サプリ、痩せるサプリ、目覚めがスッキリするサプリなどである。

 以前にも書いたことがあるが、痩せるサプリにインチキなものが多い。他もインチキかもしれないが、確かめようがない要素がある。使用前使用後で上半身裸の写真を並べている。顔は写っていなかったので、はたして同一人物かどうかは分からない。善意で判断して同一人物だとしよう。使用前はたっぷり脂肪が付いている。それに対し使用後は、脂肪が取れ、筋肉質になり、おまけに日焼けまでしている。

 サプリメントを摂っただけでそんな変化は生まれない。脂肪を落とすことはできるかもしれない。食欲を低下させたり、消化を悪くさせれば痩せることはできる。しかし、何もしなくても筋肉をつける薬はない。ステロイドでさえ、運動と並行して摂取しなければ効果は出ないのである。加えて言えば、たんぱく質を豊富に含んだ食事も必須条件である。

 体型を変えるには運動が必要である。サプリメントはその補助をするに過ぎない。これに限らず、楽々成し遂げられるようなことはない。そのことを自覚のうえ使うならばそれもよしだが、全く効果がないもの、あるいは毒になるものさえあることは知っておいた方がよい。

 他人がしない努力を継続すれば、必ず他人が持たないものを手に入れることができる。

2013年9月 7日 (土)

原因をたどらないと真の解決はできない メンタルヘルスへの対処

 先日も書いたのだが、メンタルヘルス不調者が急増している。特に「うつ病」と思われる症状で通院したり、休職したりする人が増えている。

 会社で、不安感や意欲の低下などを訴える社員が出現すると、まずは精神科医に掛かりなさいと助言する。それは会社としてやるべき対応を行ったという言い訳のようにも見える。その対応で本当にいいのか。

 長期に欠勤する場合、医師の診断書をもらってくる。そこにはたいてい「うつ状態」と書いてある。はっきり「うつ病」と断言している例はほとんどない。ということは、うつ病の定義に当てはまる条件を満たしていないということであろう。それでも医師は薬を処方する。薬を飲むと一時的に精神が落ち着き、良くなったように見える。

 ある精神科医によると、病気でもないのに薬を長期に服用すると、その副作用で病気になるらしい。薬物性のうつ病というらしい。もともとがうつ的症状を訴えて来院しているので、うつがひどくなったとしても薬のせいだとは思わないようだ。これで得をするのは医師であり、製薬会社なのである。

 うつ状態に陥ったのには何らかの原因がある。医師もまともなら、症状を聞くだけではなく、その原因についてヒアリングするだろう。そしていくらかのアドバイスを施す。しかし、医師の立場では「患者」の生活まで深く踏み込むことはできない。

 このような患者を完治させることは、医師にはできないだろう。手段としてはどうしても投薬になってしまう。「あなたの病気は薬では治せない。原因と思われる事柄について、会社の担当部署や家族と相談しなさい。」と言って、患者を帰す医師はどれだけいるだろうか。

 うつ状態の原因は、他の病気の症状で表れている場合を除き(別の疾患の影響で気分が重くなる例は多いようである)、主に人間関係にあるように思われる。職場であれば、上司や同僚との関係であるし、家庭では配偶者との関係であったりする。当事者同士に加え、仲介者も入って関係をどう改善すれば皆が明るく前向きに生きていけるのか考えなければならない。そこに立ち入らなければ真の解決はない。

 投薬は、問題解決の回避である。私自身の経験からもそう思う。私の場合は環境を変えることであっという間に回復した。もっと早くそういう判断をしていたら苦しまずに済んだのである。ぎりぎりの状態まで行ってしまったのは、医師と薬に依存してしまったからである。

 とはいえ、環境がすぐに変えられる人はラッキーだ。生活のためには今のポジションを離れられないという人は分かっていても別の方法に頼らざるを得ない。「変われる条件」が多数存在していること。多様な生き方が可能な社会であることが、この手の苦しみから人を救うのではなかろうか。

2013年9月 1日 (日)

34年前の週刊プレイボーイ

  お盆休みに実家に帰ったのだが、そこに高校生時代に買った週刊プレイボーイが残っていた。なぜ残っているかと言うと、私の写真が掲載されているからだ。とはいっても、何か大層なことをしたわけではなく、大学入試の合格発表を見に行った時に撮影されたのである。それは東京のいくつかの私大の合格発表を特集したものだった。私はM大学に合格したのだったが、そこは本命の大学ではなかったので、喜び半分というところだった。おそらく私と同じように第一志望ではない例が多くあったと思われるので、掲載の大学に入学しなかった人が何割かいることだろう。

 ところで今日書きたかったのはこのことではない。パラパラっとページをめくっていると、異常気象の多発についての記事があった。世界で起こっている集中豪雨や干ばつについて書いてある。そして、その原因としてCO2の排出を上げている。すでに34年まえから今と同じ報道がされていたのである。私が大学で「エコロジー運動」について興味を持ち、勉強会でも扱っていたので比較的環境問題への関心は高かったが、一般的にはまだ遅れていた。こういう広域的に発生している現象・問題については多くの人の認識に至るまでには相当な時間を要するということなのである。とはいえ、核兵器廃絶への認識、あるいは高い自覚はヒロシマ、ナガサキから68年も経つのに不十分である。これは、逆に68年経ってしまったからなのか。かと言って、二度と起こってはならないのであるが。

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