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2013年4月27日 (土)

半分・灘高生だった私 6

 灘高校の生徒は優秀だと言われている。それは事実である。とはいえ、皆同じようにできるわけではない。当然ながらばらつく。

 成績で最上位の生徒は驚くほどできる。国際数学オリンピックや国際物理オリンピックなどで優勝してくる者がいる。同学年全国120万人のなかでもトップクラスの生徒である。私のいたクラスでも2~3人はすごい人がいた。こういう人の才能は異次元のものである。競い合おうと考える方が大間違いである。さらに、それに続く数十人は他校の生徒と比べてもずば抜けてできる。今年の入試で、東大理科Ⅲ類に27人の合格者を出したが、この集団のなかに入る場合が多い。文Ⅰや京大医学部に進む者もいるのだが、メインは理Ⅲである。

 そして、それ以下になると他の進学校の成績優秀者と変わらないレベルになる。そして私がそうだったように一部の科目で陥没する生徒であれば、他校の総合的にできる生徒よりも劣ることになる。だからと言って、そのことを問題視する必要もない。ばらつくのは当然だし、陥没した生徒でも一部には光る部分があるし、できないからといって仲間外れにされるのでもない。もちろん、できる生徒は周りから一目置かれるだろうが。

 前に書いたように、私は数学が苦手で、いわゆる「赤点」を取るような状態で、H先生から普通なら進級できる成績ではないがと言われた。しかし、これは灘にいるからそうなのであって、のちに転校した高校では、授業を真面目に聞くこと以外にはほとんど勉強しなかったにもかかわらず成績はトップだった。苦手の数学でもトップだった。だから、あれで進級できなかったとしたら理不尽な裁定であるとも考えられる。

 この回の要点は、灘の上位はすこぶる優秀だということ。中位以下は他校とさほど変わらないということである。ただし、すこぶる優秀な生徒と学ぶ機会を持つことは他校の生徒には経験できないことなのである。

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