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2013年1月 2日 (水)

お正月の過ごし方

 私が子どものころまでは暮れから正月にかけて独特の風情と言うか、生活感があった。母親はおせち料理を作る。私の田舎では、おせちに加え、さんまの寿司をこしらえる。その様子を感じながら、他の者はこたつに入って紅白歌合戦を見ている。おそらく、どの家でも同じような過ごし方ではなかったろうか。

 そして、元旦にはおとそをいただきながら、新しい年を迎えられたことを喜ぶ。後は、墓参りに行き、帰りに父の里に顔を出す。それを毎年繰り返すのだった。それ以外は、海岸に凧上げに行くぐらいで、大抵はテレビを見ていた。

 自分が親の世代になると様変わりする。父親が生きていた時には、昔の風習をかなり維持していたが、おふくろだけになるとおせち料理も本格的には作らなくなる。私の家族も、子どもが大きくなると一緒に田舎に帰ることもなくなり、時にはおふくろと私だけでお雑煮を食べることになる。ひっそりとした正月だ。

 墓参りには行くし、父の里にも顔を出すが、昔のように食事をいただくこともなく、まだ健在のおじさんの顔を見て、長居をせず早々に引き揚げる。帰ってからは専らスポーツ観戦である。正月のスポーツと言えば、駅伝である。元日は実業団の駅伝、2日、3日は大学の箱根駅伝である。それぞれの日の半日はそれで潰れる。これが最もお正月らしいイベントである。

 お笑い番組には生中継のものがあり、これが正月の空気を伝えているが、多くは撮りだめたものである。大体、今売れている芸人が掛け持ちするから、どのチャンネルも同じようなメンバーになってしまい変わり映えがしない。バラエティなどより、普通に漫才やコントをしている方がかえって面白い。古いネタであっても、しゃべくりが上手であれば、繰り返し笑えるのである。

  昔は今より貧しいながらも、節目節目を楽しむ工夫がされていた。ところが今は、あまり普段と変わらなくなってきた。なんとなく一年が過ぎ、けじめを付けるという儀式もなくなった。そんなことを考えると、この時期に長期の休暇が必要なのかと思ってしまう。

 

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