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2013年1月19日 (土)

ユートピアとは

 ユートピアとは競争のない社会である。私の利益が他者の不利益を生まない社会である。

 ユートピアとは、食うに困らない社会である。食うことを案ずることなく、他者との共存を前提にして、自分の楽しみや生きがいを追求できる、物質的、構造的基盤のある社会である。

 ユートピアとは、社会の進歩を計る手段である。どこにもない、どこにもなかった社会ではあるが、そのイメージをもって現在を計り、批判する有効な方法である。

 ユートピアとは、同時に私たちを変革に向かわせる装置でもある。理想は私たちを行動に駆り立てる。一揆、暴動、革命的運動には宗教が絡んでいたし、政治的理想が掲げられた場合もあった。現実と理想とのギャップが運動を進めるエネルギーとなる。

 憲法に掲げられた内容は、ある意味ユートピアである。そこに書かれた通りに、現実が動いている国家はどこにもない。だからこそ、それを規範にして、現実を正していく必要がある。

 理想なきところに、意味のある歴史解釈は生まれないし、今後においても前向きな歴史の創造はありえないだろう。

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