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2012年12月 2日 (日)

できることだけ書く? 自民の公約?

 「できることだけ書く」と言いました。この発言を言いかえると、「できないことは書かない」という言葉になる。公約というものは、元来そういう趣旨のものではない。

 選挙に勝利して政権党になったら、多数の力によって約束した政策を実行しますという趣旨だ。多数を取ったら確かに強いが、何の困難もなく政策が推進できるわけではない。第一党であっても議席を過半数占めているとは限らないし、ましてや得票率はそれ以下になるだろう。圧倒的多数ではないから反対の世論も強く残る。また自民党の支持層も一様ではないから、個々の政策のついて賛否が分かれるだろう。

 したがって、確実にできるかどうかはふたを開けてみないと分からないのだ。言うなら「やるべきことを書く」ではないか。日本の歴史的位置や国際関係における位置に対する認識を基礎にして、整合性のある政治綱領を持ち、そこから具体的な政策を展開すべきである。初めから個別の問題に流されたり、世論に迎合したりすれば無用の混乱を招き、改革を遅らせるだけである。

 大事なのは国民の置かれた客観的な条件である。一人ひとりの声は大事だが、それに直接的に反応するのではなく、そういう声が出てくる背景が大事なのだ。政治の本義は、個々の要求に答えることではない。個々人に幸福感をもたらすことでもない。現状に合った予算を組むことであり、制度を作りかえることであり、民間の(企業だけを指すのではない)活力を引き出すことである。

  もう政権の座に就いたつもりなのだろうか。その時が来るのを待ちきれない気分なのだろう。日本で一番重い責任を負うことになるのだが・・・。

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