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2012年12月16日 (日)

本田宗一郎氏の講演

 ちょうど30年前の講演をYouTubeで聴くことができた。話を聞いていると、行革の必要性について土光さんに頼まれてやったようである。非常に面白い話であるが、ビジネスの話ではない。煎じつめて言うと、国は将来のことを考えて合理的な政策を講じていないという意見である。逆に、民間で一所懸命やっていることを邪魔をしていると言っている。

 教育の問題にかなり時間を割いていた。どんな科目でもいい点をとれる子どもを評価しているが、それだけでいい仕事ができるわけではない。コンピューターの発達した時代に「覚える」能力は不要であって、それよりも一つのことでよいから創造的で秀でた能力を育て、評価する教育に変えてほしいと言う。本田氏自身が、自分はそういうタイプであり、それでもちゃんと仕事をしていると思っている。

 これは30年前の話だが、基本的に今でも同じことだ。試験の点数が取れる子が評価される。それはそれで悪いことではないが、それだけでは社会に、特に国際社会に通用するとは限らない。点数は、内向きの、孤立した子どもでも取れるのだ。しかし、仕事は特殊な職人でない限り、そういう人間には成果が出せない。多くの人間関係のなかで行うのであるから。気配りできたり、組織の細かいところに気がついたり、人の共感を得たりする才能が求められるのである。

 最後に英国のジョークを言っていた。市場で、人間の脳を売っていた。店の主人が、これはお値打ちですよと勧めている。それは代議士の脳だった。あまり使っていないから新鮮なのだそうだ。

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