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2012年12月15日 (土)

選挙へ行こう 投票しよう

 以下は、昨年5月14日に書いたブログです。選挙に行きましょう。積極的に支持する政党のない人は、まずここにだけは政権を取ってほしくないという政党を除外したうえで、消去法でもいいから選んで投票しましょう。

 【勝ち取ったもの 女性参政権を例にして】

 今あるものはすべて、初めからあったものではなく、いつの時期からか始まったものである。周りにあるすべてのものを所与のものと考えてはいけない。すべてのものには発生の起源がある。

 先月、府会議員と市会議員の選挙があったが、息子二人はサークルの用事があるなどの理由で棄権してしまった。もったいないことだ。参政権をたんに与えられた権利と認識していないだろうか。苦労してやっと手にした権利なのだと話したことがあったのだが。
 敗戦後すぐにマッカーサーから五大改革指令というものがあって、民主化の事項として女性参政権の付与も盛られていたために、アメリカによって与えられたかのように受け取りがちである。しかし、参政権を求める運動は古くからおこなわれてきた。平塚らいてうや市川房江らの運動は大正期から続いており、少しずつ権利を拡大していった。残念ながら戦争の開始でもってしばらく中断したが、敗戦後すぐに再開されている。こういう運動の蓄積が戦後における権利確立に結実したと見ることは正当な解釈であろう。

 普通選挙の実施は1925年であったが、女性の選挙権および被選挙権の獲得はそれからさらに20年余りかかったことになる。 考えてみれば、女性の参政権獲得が20世紀半ばだというのは今の感覚からいえば信じられない話である。まだまだ女性差別は残っているが、それでも制度上・形式上の権利はかなり実現し、定着しつつある。今さらそれを剥奪すべきだと考える男性はいないだろう。

 われわれは、過去の人々の遺産を土台として生きている。遺産とは基本的に労働活動の成果であるが、加えて政治的活動や文化的活動の成果も多くある。今あるものを当たり前と受け取らず、その起源を知ることが次のわれわれの実践につながるのではないだろうか。

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