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2012年11月23日 (金)

休まない、休めない

 この10年ほどだろうか、葬儀への参列を除く理由で会社を休んだことはないと思う。

 独身の時代と結婚してからも子供が小さい間は時々ではあるが休んでいた。ほとんどが病欠である。肺炎で入院した時以外は、普通の風邪で休んだ。大抵は一日寝れば回復するのだが、熱を出してしばらくは苦しい。

 これに対し、最近は熱が出ることは滅多にない。出ても微熱である。若いころに比べて体力は低下しているはずなのに、この違いはどこから来るのだろうか。

 一つは、休日に遠出をすることがなくなったからではないかと思う。子どもが小さいと、海へ行ったり、山へ行ったり、遊園地に行ったりする。すると、若くても疲れる。そこに、子供が幼稚園や学校から風邪をもらってくると親にうつるのである。
 齢を取ると、そういう休日の過ごし方はしない。外出するにしてもせいぜい半日である。早めに帰宅して体を休める。無理はしないのである。また、体調が悪くなると早めに休息したり、薬を飲んだりと、用心深くなる。

 もう一つは、会社での職位が上がると休めなくなるという事情があると思う。休めないと思うとそれなりに緊張感を持って生活している。また具合がよくないと、早めに処置をするものだ。微熱を感じたらすぐに医者へ行く。昔のように、注射や点滴はむやみに打たなくなったが、薬はいっぱい処方される。

 先の社長も、今の社長も、風邪で休んだということはない。トップともなれば気の休まる日がない。緊張の連続である。精神的にも、肉体的にも無理をしているし、これまでもずっと無理をしてきている。だから、最後になって病に倒れる場合がある。無理の反動である。しかし、経営を担っている以上、無理もしなければならない。社員の生活が自分の背中にかかっているというのは、決して大げさな言い方ではなく、事実であるから。

 逃げ場がなくなると人間は強くなるものだ。いつでも避難できると思うと、甘くなってしまう。背水の陣とはよく言ったものだ。しかし、客観的にそういう立場に立つからできるのであって、そうではないのに気持ちだけそうなれと言われても難しい。

 だんだんと上に近づいていく。しばらく休めそうにない。休みたいとも思わないが。

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