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2012年10月27日 (土)

あまりに安易すぎないか あるテレビ番組を見て

 土曜の昼間に関西のテレビ局が制作しているバラエティ番組がある。見かけは討論番組、情報番組のような体裁をとっているが、実体はバラエティである。

 取り上げる話題にはいろいろあるが、総じて政治的なものが多い。それも根本を問うのではなく、最近注目を浴びた出来事を題材にした世間話的な内容だ。マスコミが政局ばかりを追いかけていると批判されるが、それをさらに低俗化している。

 先週は、お昼を食べながらその番組を見ていた。積極的に選択し、見ていたのではない。家族が付けたテレビに目をやっただけである。最近の話題としては、衆議院の解散の問題と日中関係が多いようだ。中国の問題では、元中国人のS氏が自論を展開する。中国経済は遠からず破綻するという見解であり、「大きな問題を抱えていて、これまで通りにはいかない」という点では意見を同じくする人が多かろう。それはいいとして、その根拠としてテレビ局が用意した(さすがにS氏がそれを指定したのではないだろう。)画像が、これまでにネットに配信された、ある意味興味本位のものであった。

 たとえば、一つは国慶節に観光客が万里の長城に押し寄せた様子を写したものである。他確かにすごい人出で、万里の行列だ。もう一つは、観光ラクダに乗った人の行列。これも趣旨は同じだ。「ラクダが過労死した。」という説明は、ネットのニュースの見出しと同じである。さらには、高速道路の大渋滞の様子。これもネットで見た。

 これに対しS氏は、経済成長が鈍化しているために、内需拡大策で高速の無料化などを行ったためにこういう現象が起きた」という趣旨のコメントを行った。それ自体に誤りはなかろう。テレビ局が題材を用意したのだから、それへの反応としてはこんなものだろう。

 バラエティ番組としてとらえるならば、レベルはこんなものかと諦めもするが、もっと客観的なデータを用意するなどの工夫や努力が必要ではないか。芸人やタレントを多く出演させて、面白おかしくすることで視聴率を稼ごうとする。予算が厳しいので、準備に時間と費用をかけられないのだろうが、程度の問題がある。なにも難しい議論をしろと言っているのではない。分かりやすく語らなければ視聴者は理解できないだろう、しかし、きちんとした根拠を示すことを怠ってはならない。思いこみ、先入観が先走り、気分感情で大衆を動かすことのないようにマスメディアは注意すべきだ。

 タレントのKは、どこかで聞いたような意見をしたり顔で繰り返す。一時、ある団体からの抗議で干されていたタレントだ。知的なタレントとして位置づけられているようだが、とてもそうとは思えない。

 とにかくあまりに安易なので呆れたが、何も考えないで見ていると頭に刷り込まれてしまうので用心しなければならない。

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