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2012年10月の投稿

2012年10月28日 (日)

今年の中日ドラゴンズ

 ドラゴンズファンの一人として今期の結果と戦い方について、勝手に書いてみたい。

 勝率は、数字から見ればまずまずだ。去年よりもよい。後半に巨人が走り過ぎたので順位は仕方ないだろう。防御率は去年より悪くなっている。しかし、吉見の怪我、浅尾の不調などにより戦力ダウンしたところを若手も加えて踏ん張った。
 打撃は、打率が向上しているものの本塁打が減少し、得点数はあまり変わっていない。相変わらず打てないという印象が強い。和田はまずまずだったが、森野の数字は悪すぎる。

 成績はこんなところだが、戦い方については、落合体制の遺産で戦ったと言えるだろう。もちろん、負の遺産も含めての話だが。野手のレギュラーは、大島が頭角を現した以外は特に変化がない。地元出身の山崎を入れたが、常時使える選手ではなかった。投手の使い方もあまり変化がないが、去年の顔は、登板過多で戦列を離れがちであった。選手の年齢が高くなり、疲労もたまった状態でシーズンを迎えたのである。

 そういう意味では高木監督には難しさもあった。ファンとしてはもっと新奇さを期待したいところだが、台所の事情はそういうことを試せるほど余裕のあるものではなかったということだろう。実績のあるベテランが多いと、それを外すのは難しい。しかし、そろそろ決断しないと氷河期を招いてしまう。いつまで谷繁がマスクをかぶるの?いつまで和田が主軸なの?いつまでアライバなの?

 CSの戦い方。巨人戦は、相手の打撃陣が調子を落としていたこともあって予想外の3連勝だったが、力を出す前に4つ目を取りたかった。それがだめなら、5戦目で決めてしまいたかった。最後までもつれると苦しいのは分かっていた。5戦目の終盤は、岩瀬よりも浅尾ではなかったか。もはや、岩瀬だから大丈夫といえるほどの力はない。リスクは大きいのである。

 最終戦の先発は山井がよかった。プレッシャーのかかる試合で経験の薄い投手は難しい。山井に4~5回全力でいってもらって、あとは小刻みに刻めばよかったのだ。もうあとがないのだからつぎ込むべきだった。3点与えたことで後手に回った。素人判断だろうが、あれは失敗である。

 皆さんも同じように思っているのではないだろうか。

2012年10月27日 (土)

あまりに安易すぎないか あるテレビ番組を見て

 土曜の昼間に関西のテレビ局が制作しているバラエティ番組がある。見かけは討論番組、情報番組のような体裁をとっているが、実体はバラエティである。

 取り上げる話題にはいろいろあるが、総じて政治的なものが多い。それも根本を問うのではなく、最近注目を浴びた出来事を題材にした世間話的な内容だ。マスコミが政局ばかりを追いかけていると批判されるが、それをさらに低俗化している。

 先週は、お昼を食べながらその番組を見ていた。積極的に選択し、見ていたのではない。家族が付けたテレビに目をやっただけである。最近の話題としては、衆議院の解散の問題と日中関係が多いようだ。中国の問題では、元中国人のS氏が自論を展開する。中国経済は遠からず破綻するという見解であり、「大きな問題を抱えていて、これまで通りにはいかない」という点では意見を同じくする人が多かろう。それはいいとして、その根拠としてテレビ局が用意した(さすがにS氏がそれを指定したのではないだろう。)画像が、これまでにネットに配信された、ある意味興味本位のものであった。

 たとえば、一つは国慶節に観光客が万里の長城に押し寄せた様子を写したものである。他確かにすごい人出で、万里の行列だ。もう一つは、観光ラクダに乗った人の行列。これも趣旨は同じだ。「ラクダが過労死した。」という説明は、ネットのニュースの見出しと同じである。さらには、高速道路の大渋滞の様子。これもネットで見た。

 これに対しS氏は、経済成長が鈍化しているために、内需拡大策で高速の無料化などを行ったためにこういう現象が起きた」という趣旨のコメントを行った。それ自体に誤りはなかろう。テレビ局が題材を用意したのだから、それへの反応としてはこんなものだろう。

 バラエティ番組としてとらえるならば、レベルはこんなものかと諦めもするが、もっと客観的なデータを用意するなどの工夫や努力が必要ではないか。芸人やタレントを多く出演させて、面白おかしくすることで視聴率を稼ごうとする。予算が厳しいので、準備に時間と費用をかけられないのだろうが、程度の問題がある。なにも難しい議論をしろと言っているのではない。分かりやすく語らなければ視聴者は理解できないだろう、しかし、きちんとした根拠を示すことを怠ってはならない。思いこみ、先入観が先走り、気分感情で大衆を動かすことのないようにマスメディアは注意すべきだ。

 タレントのKは、どこかで聞いたような意見をしたり顔で繰り返す。一時、ある団体からの抗議で干されていたタレントだ。知的なタレントとして位置づけられているようだが、とてもそうとは思えない。

 とにかくあまりに安易なので呆れたが、何も考えないで見ていると頭に刷り込まれてしまうので用心しなければならない。

2012年10月21日 (日)

震災後はじめて仙台入り

 先週は、月曜日から木曜日まで出張に出た。4日間という日程は上海への出張以来、久しぶりの長期である。

 その3日目が仙台だった。火曜日の夜に東京から移動した。新幹線は満席だった。仙台駅周辺もにぎやかだった。魚がおいしいという居酒屋に入ったのだが、宴会の団体をはじめ客が多く、満席に近い状況だった。確かに魚はおいしく、他の料理も美味であった。

 次の日仕事を済ませた後、車で仙台空港まで送ってもらった。その間の風景が、津波の爪痕をはっきり残していたのだった。もっとも、運転してくれたY君の説明がなければ震災前との比較は不十分だったろう。「このあたりには結構家が建っていたんです。」とか「松の木が見えますが、以前は森のようにたくさん生えていたんですけど、なぎ倒されたんですね。」などと教えてくれる。あるいは、「この地区は助かっているんです。」という説明もあった。ほんの数百メートルの違いで明暗が分かれたのである。

 家は残っていても浸水したため住めなくなり、灯の消えている民家も多かった。おそらく、地震の直後に生中継で見ていた波の塊がこの地を呑みこんだのである。仙台空港自体は元の形と機能を回復していたが、周辺は瓦礫の片づけが終わっただけで、他は何も手が付いていない様子だった。インフラを真っ先に回復させることは、対策として優先させるべきだが、周辺の事業が遅れては住民の生活は不自由なままであり、長期の忍耐が必要になる。

 若い人にはまだ未来があるが、高齢者には津波の惨禍だけを冥土の土産にさせるわけにはいかない。

2012年10月20日 (土)

N社(水産加工食品メーカー)のネット広告に疑問

 N社の特保ドリンクを飲み続けると、中性脂肪値が下がるという。EPAという成分が効くのだそうだ。一日1本を4~12週間飲むと、数値が20%程度の低下する。このことについて真偽を語ることはできない。すべての人に同じ効果が表れるわけではないにしても、それなりに根拠はあるのだろう。

 そのことよりも、言いたいのは、この広告に添付されている画像である。中性脂肪値が下がったからといって、身に付いた脂肪が落ちるとは限るまい。ましてや、筋肉が増殖することとは全く関係がない。

 このような体は何年もトレーニングを続けて出来上がるものである。鍛練と食事を中心とする生活のコントロールの賜物である。体を作るには10年かかる。4~12週間の次元ではないのである。安易に効果を期待してはいけない。幻想を与えるような広告は考え直す必要がある。

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2012年10月14日 (日)

みかんの季節

 今年も郷里からみかんが届いた。私の実家では昔からみかんを栽培していた。昔とおなじ畑で今も作っている。もちろん、みかんの木は植えかえて新しくなっているが。

 主な品種は温州みかんである。温州のなかでも早生みかんである。改良によっていく種類もの新しい品種が栽培可能になったが、手がかかるので人出のない実家では昔ながらの温州みかんだ。

 畑は小高い丘の斜面にあり、ふもとのため池に近い。そのためか、比較的甘くて美味しいみかんがとれる。実家は国道沿いにあるので、庭にみかんを並べておくとドライバーが買っていくそうだ。常連さんもいるという。

 みかんの栽培も大変な仕事である。放っておいて育つなら苦労はしないが、肥料をやったり農薬をまいたりの繰り返しだ。それだけコストがかかるので儲けは幾ばくもない。みかんだけで食べていこうと思ったら相当な面積の畑を持つ必要がある。そうなると家族だけでは人出が足りないので、収穫期などには人を雇わなければならなくなる。近年は、外国人労働者も入れていると聞く。

 子どものころは秋になると腹いっぱいみかんを食べた。みかんと米は食べ放題であった。みかんを食べ続けていると手が黄色くなった。

 秋と言えば、運動会とみかんの季節である。そして、それが終わると空気が冷たくなり、心もさびしくなってくるのであった。

2012年10月13日 (土)

大津周辺を歩く 10月8日

 JR大津駅はたびたび通過する駅だが、実は下りたのは今回が初めて。ネットで調べていて、懐石料理と温泉入浴をセットで売っていた。それが琵琶湖ホテルだった。新快速に乗れば40分足らずで着いてしまう。

 食事の前に、三井寺まで行ってみる。ここは先日皇子山球場に出かけた時に道の途中に三井寺との表示があり、ここあったのかと気づいたのである。京阪電車で一駅で三井寺最寄りの駅である。そこから歩いて程なく入口に到着した。

 順路としては、大門から入ってから回るのが普通のようだが、事前に調べずに行くものだから別の入り口から入った。そうすると、観音堂→微妙寺→金堂→三重塔という順になる。境内が広く、次の予定があるのですべては回れない。金堂は国宝だし、重文の仏像もある。名に違わぬ立派なお寺であるが、それだけで終えて、琵琶湖ホテルに向かった。

 ホテルで予定通り食事とお風呂をいただいて、さてこのまま帰るのはもったいないと思い、大津港から出ているミシガンと言う名の遊覧船に乗った。60分の短いコースだが、これが結構いい値段なのだ。とはいえ、ここまで来てケチっても仕方ないので乗ることにした。ただし、一つだけ文句を言うと、大津プリンスホテルから乗船したお客さんを途中で下すのである。それに時間を取られるので、正味60分ではない。10分は損をしている。大津プリンスに宿泊したお客さんへのサービスだろうが、その付き合いをさせられてはたまらない。

 こんな一日だった。

三井寺観音堂

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琵琶湖ホテル

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遊覧船ミシガン

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2012年10月 8日 (月)

続報関西学生野球 関西学院対京大2回戦

  今日は観に行っていないが、連盟のホームページを見ると、今日も京大が善戦した。関学は冷や汗ものだったに違いない。昨日も書いたが、京大は、接戦には持ちこめるようにはなったが、決めきれない弱さがある。

 田中投手はまだ4シーズン投げられる。彼に故障がなく、その間に打てる野手を3人でも育てられたら勝ち点が取れる可能性がある。

以下は、連盟のホームページにおける今日の一戦の解説である。

<戦評>
 関学が土壇場で逆転し勝ち点を手にした。
 関学は1点を追う9回、二塁打で出塁した出口(2・履正社)が暴投により同点の本塁を得て、延長戦へと持ち込んだ。
 両者譲らずの展開だったが迎えた12回、関学は敵失、犠打により一死二塁の場面で徳山(3・天理)が右中間を破る二塁打を放ち、サヨナラで試合を決めた。
 鍋田(2・高岡商)、中尾(4・関西学院)の両投手が粘り強く投げ、勝利を引き寄せた。
 京大は田中(2・白陵)が好投し8回に先制するも終盤に崩れた。

2012年10月7日 関西学院対京大

 新聞記事で京大が少し強くなったという記事を見た。それで今まで以上に関心を持って観戦した。今日の試合も3対0というスコアで点差は開いていない。これは田中、内藤を中心とする投手の好投が光っている。守りもまずまずである。だから大負けはしない。

 しかし、得点力は相変わらず乏しい。得点圏に走者は進めるが、決められないのだ。ここが他の5大学との差なのである。この差はなかなか埋まらないものである。相手は、知弁和歌山や大阪桐蔭などの強豪校の出身者が占め、こちらは無名の選手ばかり。その割には、試合になっているのだから善戦していると言えるのではないだろうか。

 しかし、当たり前なのだろうが、京大の選手は、足が遅いし、肩が弱い。基礎体力、運動能力の差は大きなハンデキャップである。監督の苦労が思いやられる。

京大 内藤投手

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関西学院 蒔野投手

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試合結果

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2012年10月 7日 (日)

就活は「椅子取りゲーム」のようなものか

 来春卒業見込みの学生による就職活動はまだ続いているけれども、ピークの時期はすでに終わっている。今年度から仕事で関わる様になり、また同年代の息子を持つ親でもあることから、この問題への関心が大きく高まった。

 私の勤める会社でも、募集人に対して何十倍もの学生がやってくる。これは募集が研究職だからこの程度に収まっているのであろう。何百倍もの学生が応募してくる会社も少なくないらしい。書類を見ただけで、あるいは一度会っただけで欲しい学生が選べたらいいが、そう簡単には判断できないから、何段階かに分けて選別していくことになる。

 イメージとして浮かぶのは、学生に椅子取りゲームをさせている光景である。書類選考を経た、1回目の椅子が20席だとすると、それを50人が奪い合う。動きが鈍かったり、消極的だったりすると押し出されてしまう。席は順次減らされていく。

 押し出された学生は、次の椅子取りゲームの会場に向かう。力のある学生は、いくつもの会場で椅子を取り続ける。そうでない学生は、行けども行けどもいっこうに取れない。いくらか要領は身に付くのだが、それは他の学生にも言えることだ。

 最後まで椅子の取れない学生は何割かいる。また、何とか座れる椅子までたどり着いたは言いが、ここに座っていいものか悩んでしまう学生もいる。もっといい椅子に座りたかったのである。座れるだけましなのであるが、確かに座り心地のよい椅子とそうでない椅子が世の中にはあるのだ。座るかどうか、思案のしどころである。

2012年10月 6日 (土)

日本のサラリーマンが不幸な理由

 日本のサラリーマンは、二つの重たい荷物を背負わされている。一つは住宅ローンであり、もう一つは子どもの教育費用である。教育費用は教育「ローン」と化し、住宅ローンとともに後々まで永く負担となる。

 この重たい荷物のために生活が窮屈になる。10年から30年、この縛りにあいつつ生活を続けなければならない。この生活を始める前には、わずかではあるが蓄えはあったが、住宅ローンの頭金で吹っ飛ぶ。35歳で30年ローンを組むと、支払いが終わるのは65歳だ。子どもが大学に通うのは30歳の時の子なら50歳過ぎぐらいか。そこから二重ローンになる。また、マイカーを持つ人なら自動車のローンも加わる。

 こうやって定年ごろまで、あるいはそれを過ぎて賃金の低い「シルバー雇用」になってもローンの返済が続く。だから年金が受け取れるころには十分な蓄えが出来ていないのが実情である。年金自体も支給時期の先送りと減額の危機に瀕している。

 ましてや、日本の経済が衰退し続けていることを考えると、収入が減る中で、負担はさらに増していくに違いない。直接的な防衛策は、マイホームの夢を断ち借家に住むことと子どもの人数を抑制することである。後者は実際にそういう傾向にある。一方の持ち家については、政策上あの手この手で買わせよう買わせようとしている。住宅メーカーは当残ながら売らんがためにマイホームを手に入れたら家族が幸福になるイメージを送り続ける。ローンのことになど触れるはずがない。政府は住宅減税で後押しする。金融機関は、最初の負担は少なくて済みますよと言って、段階的な返済方式をとってきた。今は金利が低いので見かけ上は有利だが、収入が減る、あるいは容易に増えない状況では、昔の高金利状態と実態は変わらないのである。

 私も住宅では失敗した。今思えば、賃貸住宅に住む選択があったと思う。賃貸なら、事情が生じたら簡単に転居できる。これはかなり大きなメリットだ。マイホームはローンを支払い終えたころには老朽化が始まっている。中古を買った人は、そのころには完全に老朽化している。お金を蓄えてあれば、借家の供給は十分にあるはずだ。

 子どもは3人作り、教育にお金がかかった。こちらは後悔していない。人への投資は、物への投資より価値があると思っているからだろう。人間もいずれ老朽化するが、まだ子どもを作れば新しい世代へとその投資は活きるはずである。

 さて、サラリーマンの生活について書いてきたが、今やサラリーマンになれない人たちがたくさんいる。住宅ローンや教育ローンとかいう次元の話ではない。こういう世界は雨宮処凛さんにでも語ってもらわねばならない。

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