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2012年9月17日 (月)

「最強のふたり」 見どころ

 フランス映画である。2回も観てしまった。最初は一人で、二度目は家内と。内容の説明は面倒なので省くが、まずは難しいことを抜きにして面白い。特に「ふたり」のやりとりが。たびたびジョークが発せられるが、かなり下品なものがある。それは一方の青年がアフリカ系フランス人で、スラム街の出身だから自然なのである。

 男性A・・・白人 大富豪 障害者 知的 
 男性B・・・黒人 失業者 犯罪歴あり 奔放

 この対照的な二人が、意外にも相性がよく、あ互いに必要とし、信頼関係を結ぶ。

 これは何を意味しているか。いろいろな角度から解釈はできる。

 フランス社会の実態が見える。政治や経済の重要な事件はニュースなどで報道されるので概略は認識できるのだが、社会の中身は意外に知らないものだ。私もそうだ。ただ、アフリカからの移民が多いとか(オリンピックでも、フランス代表として黒人が参加している。)、その移民は貧困であるとか、景気が悪くなると排斥の対象にされるとか、その程度の知識はある。この映画を観ていると、実際にそうなのだということが分かる。

 白人のフランス人と移民の間には大きな溝がある。これはフランスにとって大問題なのだろう。この映画は大ヒットして、数多くのフランス人が観たようだ。しかし、どのように観たのか。多くの人が「泣いて、笑った」とある。そうだろう。文化的背景を知らぬ日本人が、はっきりした反応を示さなかったのとは違うと思う。また、娯楽映画なのだから、そういう見方でいいのだが、「感じる部分」として、大きな溝の問題を印象として持っただろうか。

 身障者に対する「同情」を批判的にとらえていた。移民に対する対応も「同情」では済まないものである。「移民」という概念ではなく(知的な人間はとかく概念で理解しようとする)生身の人間、実際の生活状況から判断しなければならないのであろう。

 3回目を観ても、おそらく飽きないいい映画である。それにしては、観客が少ない。今の日本人はアメリカ並みにバイオレンスにしか反応しないのか。

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