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2012年8月17日 (金)

花窟神社(はなのいわやじんじゃ)より

 テレビで特集が組まれたのをきっかけに、花窟神社はなのいわやじんじゃ)への関心が高まり、立ち寄る観光客が増えた。それを当て込んで、付近に食事処や土産物屋が出来ている。神社と言っても、ご神体である巨岩が目立つだけで、立派な社殿があるわけではない。ごく素朴な神社であるが、歴史は古い。

 熊野という土地は目立った産業がなく、長期的に過疎化が進み、今や人口は2万人を割り込んでいる。もちろん、手をこまぬいているわけではなく、観光や地場産品の開発と売り込みに官民上げて注力している。かつては鬼ヶ島が名勝地として知られ観光客を集めたが、今は活気がない。今でも知名度はあるだろうが、注目度では花窟の方が上だろう。

 以前には観光ホテルを誘致したこともあった。くまのオレンジという名のホテルであった。周りにミカン畑のある高台に建て、熊野灘が一望できるという触れ込みだったが、流行らなかった。海が見えると言っても間近ではなく、広々とした海なので変化がない。また、周りがミカン畑では風情がない。ボウリング場などの遊戯施設も併設したりしたが、それ単体で一時期集客したが、宿泊客の増加とは関係がなかったように思う。閉鎖は時間の問題であった。

 それに代わって、なんとなく失敗の繰り返しのような気がするが、「熊野倶楽部」という宿泊施設が作られた。市もかなりお金を入れているらしい。聞くところによるとやや上級の客層を狙っているらしく、それが失敗の元だという評価が聞かれる。どうせやるなら、もっと奥の清流が流れる山間にロッジ風の民宿でも集めて、「癒しの里」でも作ったらどうだろうか。

 一方で、熊野地鶏というブランドを育てているようだ。私も一口だけ食べたことがあるが、味はよく分からなかった。それでも、都会へ持っていくと、地鳥というのはけっこう受けるらしい。工場で大量生産された鶏肉よりおいしいに違いないし、飼料に混入した薬品に侵されていないイメージがあるのだろう。

 そんなこんなで苦労してやっている。ただし、上手くいくかは分からない。熊野尾鷲自動車道が開通して交通の便は解消されるが、それは和歌山県内へ行く時間が短縮するだけであって、熊野には恩恵がないという意見もある。はたしてどうなるだろうか。

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