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2012年8月25日 (土)

土佐桂浜 一度は観たい「闘犬」

 高知に商用で出かけたとき、土地のことを知っておこうと桂浜に出かけた。そこには、「闘犬センター」がある。一度見ておこうと思い、入場して観光客向けに組まれた闘犬の試合を見ることにした。中央に土俵があり、四方の席から見下ろせるようになっていた。入って気になったのは、血なまぐさい空気であった。強烈な臭いというわけではないが、何か神経に触る臭いである。

 取り組みは、小型の犬と中型の犬との戦い。当然、共に土佐犬である。体格の差はかなりあり、見た目は中型に歩がありそうだ。戦いが始まる。小型の動きが早い。間もなく、小型が中型の喉元に喰らいつく。必死に振り払おうと頭を左右に動かすが、小型はしぶとく食らいついて離さない。この状態が数分続く。中型は次第に動きを失っていく。息絶え絶えになったところで勝負ありとの判定。飼い主が、小型犬を引き離そうとするが、なかなか離そうとはしない。勝負は人間が決めたもの、犬には分からない。

 大きいから勝てるとは限らない。犬の武器は口である。弱点は首。力に差がなければ先に食いついた方が有利である。とはいえ、闘争本能がなければ、先に攻めることはできない。見るからに、小型犬の闘魂には素晴らしいものがあった。犬と人間の世界とを比べるわけにはいかないだろうが、大きさだけで序列が決まらない点は同じであろう。組織とて、自分より大きな組織に勝てないという道理はない。相手の弱点を得意技で攻めれば、勝ち目はある。ただし、圧倒的な力には滅多なことで逆らわぬことだ。満を持した奇襲以外に手はない。そのタイミングを計るのは難しい。

 ちなみに、このあと横綱の土俵入りがあった。圧倒的な大きさと落ち着きと威圧感がある。先ほど強さを見せた小型犬もこれに挑むことは難しいだろう。文字通り、しっぽを巻いて逃げるに違いない。

 闘牛、闘鶏など同種の催しがあるが、闘犬がもっとも過激なものである。高知で行われてきたのは土地の人の気性と関係があるのかもしれない。私の知る人は、まっすぐな気性で、優しさに満ち溢れているが、いい加減な行動には手厳しい。

(2008年9月の記事に少し手を加えた。)

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