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2012年6月 9日 (土)

やらないのではなく、できない

 人間にはやらなければならないことがたくさんあるが、実際にやっていることは少ない。課題には、自分でやろうと決めたことと人から与えられたことがある。人から与えられた課題の中には努力目標といわゆるノルマというものとがある。

 仕事の中で与えられる課題はノルマである。本人はやろうとするし、上司はやらせようとする。サボタージュの意志をもった社員など滅多なことではいるものではない。ところが、計画通りに課題が進まないことが多い。そういう時には、上司はなぜやらないのかと考えるのだが、往々にしてやる気がないとか、自覚が足りないとか、意識の面に目が行きがちである。

 しかし、改めて振り返ってみると、多くはやる意志はあるが、実際にはできないのである。手の付け方が分からない、進め方が分からない、具体的な手法が分からない。そうして足踏みしてしまう。仕事は一つではないから、できる仕事を優先してやってしまう。それだけでもそこそこ時間をとるから決してサボっているのではない。だけれども、パフォーマンスは上がっていかない。

 やるべき大事な仕事が停滞する。上司は本人のやる気の無さを問う。ここには、上司もやり方が分からないので、やる気の問題にしてしまいたいという事情もあるに違いない。それはさておき、本人に課題を遂行する力があるかどうかを見極めなければ無駄を拡大することになろう。どうやって進めるのか、ざっとアウトラインだけを書かせてみるか、説明させてみるのがよいだろう。分かっていれば、完全ではないにしろ、ある程度の合理的な説明が出てくるだろう。でなければ、手順がイメージできていないのである。

 いずれにしても、部下のせいにして放置してはいけない。

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