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2012年5月13日 (日)

ドラッカー7 「ブライアン看護師の原則」

 「(ブライアン看護師は)特に優れた看護師でもなく、看護師長をつとめたこともなかった。だが彼女は、自分の病棟で何か新しいことが決まりそうになると、『それは患者さんにとっていちばんよいことでしょうか』と必ず聞くことで有名だった。事実、ブライアン看護師の病棟の患者は回復が早かった。何年か後には、病院全体に『ブライアン看護師の原則』なるものができあがった。みなが『目的とするものに最高の貢献をしているか』を常に考えるようになっていた。」(「経営者の条件」P84)

 仕事をしていると、惰性に流され、その目的を忘れがちである。都度とはいかないまでも、節目節目で目的の再確認が必要である。

 病院は何のためにあるのか。金儲けよりも前に、社会的な使命を担っている。患者を治療し、正常な社会生活に戻すことが使命ならば、すべての意思決定はそこに向かわなければならない。ブライアン看護師は、そのことを常に忘れなかった。

 経営のあるところには経営理念なるものが存在しているが、恰好だけになっていないだろうか。理念通りに経営を進めることは大変困難なことではあるが、判断基準のベースとして持ち続けなければならない。それができているかどうかが、まともな経営者のメルクマールとなる。

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