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2012年4月15日 (日)

入った会社が一番いい会社

 昨日も書いたが、新卒採用に関わっている。今は二次面接の段階で、程なく最終の役員面接に行きつく。その過程で、多くの学生がふるい落とされる。私の会社でさえ、採用される人は応募者15人に1人の割合でしかない。

 大企業に比べれば少ないだろうが、それでも結構な人数の学生と話をしてきた。その傾向については昨日書いたところだ。選考外になった学生のなかにも気になる学生が何人かいる。元気のある人は、他で何とかなるだろうと思えるのだが、大人しくて口下手で自己表現の苦手な人はどこかで採用になるのだろうかと心配してしまう。

 社会に余裕があれば、すなわち雇用が十分にあれば、だれでもどこかに収まる場所があるのだが、今は厳しい。経済に成長がないうえに労働力の流動性に乏しいから、なかなか空きが巡ってこないのである。大学を出ても、あるいは大学院を出ても受け皿がなく、学生時代のアルバイトを続けなければならない。

 選別しておいて勝手な言い草だが、私の会社を受けてくれた学生が皆就職活動を成就させてくれることを願いたい。私が会って、これはどこへ行っても厳しいなと思った人は数名で、他は各々一定の理解力があり、努力すれば水準以上の社員になれる素材だと思われた。息子と同じ年代の若者たちなので、なおさら気になるのだと思う。

 とにかく、採ってもらえるならどんな企業であっても贅沢は言わず、入ることである。入った会社が一番いい会社なのである。人の価値は入った会社の名前で決まるのではない。入ってどんな仕事をしたかで決まるのである。そのことを彼らに伝えたい。

 私の人事ブログを見て、「ぜひこの人と一緒に仕事がしたいと思った。」と言ってくれた関東の学生がいた。大変ありがたい言葉である。彼と最終的に縁があるかどうか分からないが、これも人生における出会いの一つに違いない。彼に幸多からんことを切に願いたい。

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