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2012年2月25日 (土)

中年よ、自己変革せよ

  古い考えを引きずっていると、自分は変えられないし、組織も変えられないし、社会も変わっていきません。

 私の年齢はまだ高齢者には数えられず、中年の域にあるのですけれども、そう遠くない時期にシルバーの仲間入りをします。これまで、勤める会社が比較的順調に成長し、自分の人生も満点ではないにしろ恵まれてきました。しかし、今日においては、言うまでもなく社会の変化が激しく、企業活動の環境は厳しくなり、生活環境も同様に厳しい状況が続いています。いわゆる「未曾有」の出来事が続きました。

 企業の中でも、これまでと同じことをやっていては生き残れないとか、仕事のやり方を変えなければならないとか、風土を変えようとか声高に叫ばれるようになりました。そして、皆それなりに変わろうとしているように見えます。確かに、少しずつ変化しているように見える。だから、あまり否定的にばかり見てはいけないのでしょう。
 とはいえ、変化の幅は社会の変化ほどは大きくないのです。この原因は、というよりも責任は、勤続年数の長い幹部や管理職にあります。長く会社にいるほど古い意識や行動パターンが染みついていて、それを否定しにくいのです。変えなければならないという理屈は分かっていますが、どうしても変えようという信念となんとしても変えたいという意欲に欠けます。分かっちゃいるんだけどな、という感じです。

 私の学生時代は高度成長期がすっかり終わり、バブル期に至るまでの比較的安定した時期でした。会社に入ってからのしばらくはバブル期に当たります。バブルの恩恵は直接受けることはなかったけれども間接的に好影響がありました。バブル崩壊は日本経済に重たい課題を突き付けましたが、会社はいくつかの追い風要因と自助努力で、じわりじわりですが成長しました。そういう経過だったので、さほど長い先を見据えず、これまで通りに真面目に仕事をしていれば会社を維持できたのです。

 このような経験が変革を阻害しています。「指示されたことを真面目にこなす」ことに慣れ(安住し、と言った方が適切でしょうか)、自分が前に出ることには億劫です。厳しい場面に立たされていないから、難度の高い問題への解決力がありません。このような傾向を持った集団が組織の上部にいます。変革は、この集団の危機感の大きさに依存します。このことに間違いはありません。

 それなら、いっそのこと、こういう連中がいなくなったらいいのにと思われるかもしれません。一部を外に出すという方法はあると思いますが、全部を出してしまえば組織が成り立たなくなるから難しい。本人たちの生活もあります。変わるしかないのです。まずは自己否定から始めることによって。

 年をとると、今の若い者はだめだと思いがちですが、厳しい環境で鍛えられて力を付ける可能性は大いにあります。内向きになっていると言われますが、アジアの成長は今後も続くでしょうから、企業や国が後押しすれば外へ出ていくチャンスも作ることができます。だから、若者には期待できるのです。

 問題はやはり、ベテランの社員の方ですね。

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