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2012年2月 4日 (土)

生活協同組合の理想と現実

 私の家内は生協で日用雑貨品の一部を購入しています。カタログで注文して配達してもらうシステムです。
 食卓には「めーむ」というコープこうべが出している「週間商品情報紙」が置いてありました。それをめくっていくと、生協が企画した生協らしい商品がある一方で、一般のスーパーでも販売している普通の商品も数多く掲載されています。

 生協は、一般の市民が出資して、生活品を安く買える様に運営する組織です。出資者である市民が運営に参加することも特長の一つです。また、そこには人や環境に優しい商品を企画し提供するというポリシーも存在します。安くて安全な商品の供給が出資者への配当となっているのです。

 生協の商品を企画・製造し販売する企業に知り合いがいます。その方が言うには、生協と言えども、イオンやヨーカド―と競合しているので、生協の企画品でない普通の商品を販売しなければならないし、そういう商品の方が量がさばけるのだそうです。しかし利益は薄い。なにせ相手は大企業ですから安く仕入れられます。生協が儲けない組織だからと言っても価格差を付けることができないのです。

 生協独自の企画品については、原料の違いや使いやすさなどで差別化していますが、それでもあまり高いと買ってもらえません。非常に悩ましいと言っていました。加えて、生協には「組織」といわれるグループがあって、設立のポリシーをかたくなに守っています。それはいいことなのですが、利益を上げてはいけないという考え方があるので、知人の企業も厳しい価格で納入することになるそうです。利益を残さないと設備投資ができないし、研究開発費も使えないので次の商品を市場に送ることができません。

 メーカーが開発した商品のなかから売れ筋をチョイスして、大量にかつ効率的に販売すればよい大手の量販店に対して、独自に開発費を使って競合しなければならない点に苦しさがあります。これが理想と現実とのギャップです。

 今後も必要な組織となるには、企画する側の努力もなお必要ですし、市民もまたポリシーを持った消費者になる意識が必要なのではないでしょうか。とはいえ、ますは生協の側からの宣伝活動が重要です。

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