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2011年12月25日 (日)

安易な道に危険あり

 一所懸命働いて生活の糧を得る。いくらか蓄えを持つ。ごく普通の働き方であり、生き方である。

 働かずに、蓄えたものを増やそうとすると、本来やるべきことが疎かになる。これは個人も企業も同じである。やはり本業が大事なのである。実体経済とは地道な労働の積み上げである。金融工学とやらで実体ある富は増えるはずがない。

 富のトータルはそう簡単に増減しない。たしかに自然災害で一気に社会的な資本が壊滅することはある。東日本大震災で経験したところだ。逆に増える方は、そんなことはない。
 一時的に増えたかのように見えても、次の瞬間一気に収縮する。その間に、富は移転する。強奪と言わずして何と呼べばよいか。

 楽をして儲けようと思うなと言われてきた。まっとうな教えである。安藤昌益は自ら耕したものだけが自分に属すると言った。自ら労働することなく、短期的な利益を求めて資金が世界を駆け巡る。こういう行動は社会の進歩に役立たない。正しい労働とは、他者に利益をもたらすものであり、社会の福利に資するものである。

 安易に利益を得ようとする道には、自分ばかりではなく、社会にとっての危険に埋め尽くされている。

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