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2011年12月 7日 (水)

落合博満の『采配』より その7「切り替えるな」

 この本を読んでいて、組織においてそのミッションを果たすことに集中していると同じ結論に至るのだと思わされる個所がいくつもあった。その一つが、気持ちを切り替えるな、今に全力を尽くせという考え方である。

 大事な部分を引用したい。

「気持ちを切り替える、その言葉の響きはいい。しかし、厳しいようだが、私には考える力がない人の方便に聞こえてしまう。気持ちを切り替える場面で本当にしなければならないのは、ミスの原因をしっかりと精査し、次に同じような場面に出くわしたらどうするのか、その答えを弾き出してから次へ進むことである。」

 ミスがあると誰しもしまったと思うのだが、その苦しい気分から早く逃れたいと思ってしまう。しかし、それを繰り返していると進歩はない。それどころか反省さえもどこかに消え失せて、仕事の質は低下するし、モチベーションも下がりっぱなしだ。
 ミスの原因の追及は改善の基本である。会社でも口酸っぱく言い、言われもしている。なぜなぜを5回繰り返せはトヨタの精神であり、改善のセオリーである。しかしながら、その原因はこうだよと、ろくに調べもしないで結論を出すことも多い。事実に基づかない、いい加減な推測では再発を防止する対策は出てこない。

 改善には、「執拗さ」が必要である。ケセラセラではことが済まぬ。あまりに淡白な姿勢では困るわけだが、さてその執拗さはどこから生まれるのだろうか・・・。仕事への責任感としか言いようがないのではないか。

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