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2011年12月15日 (木)

生の情報(五感で知る範囲)

 私たちが得る情報の大半が間接的な情報である。テレビ、新聞、インターネット、出版物、そして人の噂などなど。どこまで事実に近い情報であるか保証されず、また受ける側も無頓着であれば、誤った認識が頭の中を埋め尽くしてしまうだろう。

 情報と言うものは数限りなくある。その一部分を切り取って人に伝える。切り取るにあたっては、切り取る人の、あるいは組織の価値観や意図が働く。そういうものだと知っている人は、かなり意識して聞くようにするだろう。そうでない人は、その内容をどれだけ理解するかは別にして、そのまま無批判に受容する。そして、そういうことを繰り返しているうちに、回数の多いものやインパクトの強い情報を「正」の情報として意識に固着化させる。

 批判的に聞くことが大事だ。間違っているのではないかと思いながら聞くのがほどほどに良い。言われていることの裏にはこういう事実があるのではないかと推測したり、同じ事実にしても別の評価があるのではないかと考えると自分なりの見解を生みだすことができる。

 もう一つ大事なのは、情報の数としては少ないが、質的に重要な生の情報である。自分の目で見、耳で聞くことである。そこに世の中の変化が表れている。よく観察すると違いの分かることがある。あるいは観察しなくても、街の風景が一変していたり、人の流れが変わっていたり、今まで見なかったものが目に入ってきたりする。そこで、見て感じたことは、こういうことではないかと言葉にすれば、これも自分なりの見解になる。また、受容した情報から導き出した自分の見解の検証にもなるのである。

 自分でよく見聞きし、分かるようになりたい。

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