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2011年12月 5日 (月)

落合博満の『采配』より その5「身内からも嫌われる」

 スポーツのチームに限ったことではない。落合が語っているように、経営に通じる大事な問題である。

 経営者がつねに考えているのは、どうやって利益を上げるかではなく、いかに社員とその家族の生活を守っていくかということだ。その目的を達成するためなら嫌われても構わないというのが、監督を引き受けた時の覚悟だったと書いている。

 プロ野球と一般の企業とでは条件に異なる部分があるが、トップの覚悟には共通するものがある。違いは、個々の選手の技量とモチベーションが直接チームの結果を左右するので、人材の問題が特に重要になるということだ。企業だと、規模が大きければなおさらだが、システムである程度動かせる部分ができてくる。規模が小さいほど野球チームに近づいてくる。職種で言えば、歩合制の営業などは似た面がある。

 私も経営トップに近いポジションにいるわけで、労使交渉の場などでは嫌われることを言わなければならない役割だ。何でも要求をはいはいと受け入れてはいけない。けじめをつけないと、短期的にはさほど影響はなくても、それが当たり前になることによって経営基盤を蝕んでしまうのである。

 トップの覚悟は並大抵ではない。来シーズン、新しい監督が生まれるが、どれほどの覚悟があるだろうか。高木、和田、栗山・・・。どうも頼りなさそうだ。

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