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2011年11月 4日 (金)

小さな失敗から学ぶ

 失敗に学ぶことが重要だ。なぜことさらこんな当たり前のことを言うかというと、現実には学ばないことが多いからだ。大抵の場合は応急処置だけで済ませてしまう。よく考えて教訓を引き出し、次に活かせるように策を講じておくことは滅多にしない。考えることには苦痛を伴い、対策には手間がかかる。毎日決まったように生きるのが楽であり、自ずと易きに流れる。

 これが一般であるが、流れに任せておくと改善・改革は遅々として進まない。人生なるようにしかならないのだと居直ってしまうのも本人の勝手だが、人生それでおしまいである。何か願望とか目標があるならば、無為無策であってよいはずはない。前進にとって欠かせないのは、失敗に学ぶことである。

 人によって仕事の大きさは違う。実力や立場の違いで異なる。会社を興して、大企業まで発展させた経営者などは各種各様、大小様々な失敗を経験し、それを糧にしている。自伝などを読むと、大変立派な生き方をしている。立派と言うのは、失敗をしないということではない。失敗があっても諦めず、それを知恵と力に換えている。
 しかし並みの人間はそもそも大きな仕事を請け負うことができないから、失敗のスケールも小さい。身の丈に応じた失敗だ。立場が違うのだから仕方がない。大事なのは、自分の抱える現実である。そこで一つひとつ、愚直に対応するしかない。偉大な人物も、結局そこから始まっているのである。

 大きなことに当たらねば、大きな飛躍はないように思いがちだが、戦乱の世の中ならいざ知らず、社会の構造が固まっている状況では、一つずつ駒を進めるしかない。

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