« 映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」 | トップページ | ニューヨークでデモ »

2011年10月12日 (水)

データから見る中日の強さ

 10月8日現在、セントラルリーグは僅差で中日が首位に立っている。後半になって連勝を重ねヤクルトとの差を短期間で詰め切った。

 中日の強さは守りの堅さにあると言われている。これは以前強竜打線と言われたころとは対照的である。ことしのデータを見ると、どのような特徴があるだろうか。10月8日現在の公式資料を見てみよう。

 まず投手成績だが、防御率は昨シーズンに続いて1位。2.46という数字である。統一球が採用された影響で昨年よりも大幅に低下しているが、他球団との差は縮まっている。種々の記録を見比べてみても、目立って優れたものはない。被安打は阪神の方が少なく第2位であり、3位以下との差も著しくない。昨年は被安打数がリーグ一少なかったことを考えると、今年はさほど上手くいっていないことが分かる。

 奪三振数は横浜に続いて2番目に少なく、力で勝負するタイプが少ないことを物語っている。一つ違うのは四球と暴投の数の少なさである。四球は298個で、2位の横浜の350個よりかなり少ない。防御率3.93で最下位の横浜の四球数が少ない現象も面白い。投球術が未熟なためにベース上に球が集まり過ぎているのではなかろうか。
 この四球の少なさ以外では、セーブおよびホールドの数が他球団より多い。ここは中日の一番の強さである。特に浅尾の活躍が目立つ。浅尾様様というところか。優勝できればMVPは浅尾に取らせたい。

 守備のよさは数字には表れない。守備率に球団差はほとんどない。これは球に追い付いてからのプレーの評価であり、守備範囲の広さはまったく関係ない。数字では分からないが、布陣を見ると、中日はハイレベルである。

 打撃陣はもともと弱い方であるが、今年はさらに低下した。打率は.229で最下位だ。長打数は他球団とあまり変わらないが、短打が目立って少ない。影響が大きいのやはり中軸の不振だ。森野の打率は、前期の.327から.236へ。和田は.339から.232へ急落した。これには、飛ばないボールと広い球場との関係が要因としてあるように思う。

 以上、断片的であるが、中日が首位にいることの分析だ。投手陣は他球団に比べてそろっていること。細やかな投球ができること。抑えがしっかりしていること。守備陣も信頼できる布陣であること。この守りの部分がお粗末な攻撃陣を補って勝ってきたのである。

« 映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」 | トップページ | ニューヨークでデモ »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 映画「猿の惑星:創世記(ジェネシス)」 | トップページ | ニューヨークでデモ »