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2011年10月20日 (木)

「しんどいなー、しんどいわ!」

 地下鉄の通路を歩いていると、野球帽をかぶったジャンパー姿のおじさんが歩いてくる。歳はおそらく60代で、70まではいっていない。おじさんは歩きながら壁に向かって叫んでいる。「しんどいなー、しんどいわ!。しんどいなー、しんどいわ!」なんどもなんども繰り返す。この手のおじさんは時折見かける。ひとり言のようにして、しかし大きな声で、何度も何度も同じフレーズを叫び続ける。きっと何かの不幸か不満を抱えている人たちだ。
 後方の声をやり過ごして、私は前に足を進める。

 おじさんは路上生活者のようなみすぼらしい服装ではなく、痩せてもいない。もちろん裕福そうではない。そして、かれが叫んでいることの真意も分からない。ただし、「しんどい」は、肉体的なしんどさではないことは確かだ。足取りはしっかりしていて、声にも力がある。だから、生きることのしんどさなのである。
 さらに想像すると、単にお金がないというような単純な悩みではなく、借金の返済に追われているとか、何か解決の難しい問題に直面しているのだろう。それ以上のことは直接問いかけてみないと分からない。

 ①病や老いの悩み ②人間関係の悩み ③経済的な(貧困の)悩み。主要な悩みであるが、近年は特に③の悩みが多く、自殺増加の原因になっている。近隣に住む者同士が互助的に相談し合うことが望ましいが、それが難しい状況では行政が気軽に相談できる場を設けてほしい。おそらく何らかの窓口は設けているのだが、PR不足のためあまり利用されていない。

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