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2011年10月25日 (火)

東北に集まるお金

 東日本大震災震災の復興に十兆円を超える予算が付けられようとしている。財源は国債であったり所得税であったりする。国民から広く集めたお金を東北のために使うのである。被災者の生活を支援し、インフラの復旧などを通じて被災地の経済を一日も早く立てなおすことが必要であり、予算が決まるのはよいことだ。

 もっとも、困難なことはたくさんある。かんたんに言ってしまえば、様々な利害関係があって、予算を執行するまでには調整にかなり時間がかかるということだ。予算はあるが使われないということがしばしば起こる。できるならば互いに欲を出さず、ゼロからスタートする気持ちで考えてもらいたい。うちの土地は100坪あり、隣は50坪だったのだから、移転する先でも2倍でなければ不公平だというような主張が先行すると収拾がつかなくなる。

 これから巨額の国家予算が東北地方に流れ込む。決して少ない額ではない。なかでも土木や建設の業者に渡るお金は小さくない。大掛かりな工事になればゼネコンが請けることになるだろう。復興のためには儲けを度外視してやりますよという顔はしても、企業である以上利益の追求を強いられる。まともな経済活動が大半だとは思うが、なかには不透明な使われ方もありうるのではないか。

 お金のあるところに人や企業が群がる。これはいい悪いの問題ではなく、法則的なものである。元はと言えば、国民の税金。被災していない国民が拠出するものなのだ。あまりにいい加減な使われ方は困る。めぐりめぐって全国の経済にいくらかでもプラスになるような使い方をぜひ期待したい。

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