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2011年9月12日 (月)

日本経済のようなプロ野球

 日本のプロ野球で使用するボールが、これまでよりも飛ばない統一球に変更された。このが予想以上に影響を与えている。

 ホームランの減少は当然のことだが、打率もほぼ3歩低下している。派手な打撃戦は影を潜め、、見かけは専ら投手戦となっている。私は中日ファンだが、なかなか点が取れずに、投手が辛抱してやっと勝率5割前後を維持している現状である。打率は最低(9/9現在で.228)であるのに対し防御率は最高(9/9現在で2.51)である。中日の投手は制球力があり、四球が極端に少ない。暴投も他球団の3分の1程度であるし、ボークはゼロだ。この数字を見ると、中日の投手コーチがいかに有能かが分かる。(ヘッドが投手出身の森繁和、コーチに中日出身の稲葉、広島出身の小林がいる。)

 守りが重要になった。点数が入らないのだから、まずは失点を防ぐ必要がある。こういう戦い方は中日のお得意とするところであったから、本当は首位にいてもおかしくはない。これは、統一球の影響だけではなく、正味打撃力が低下したからである。助っ人外人が打てず、アライバのコンビが力を落とし、和田と森野の主軸も調子が出ない。これで得点力が急降下した。一言でいえば、打者の補強と若手の育成が遅れているということだ。投手の充実とは対照的である。もっとも、中日の場合は、統一球の効果の前に広いドームの効果もあったわけだから、投手陣に吹く追い風は他球団よりも強いということを踏まえる必要がある。

 守って守って堅実にプレーし、数少ないチャンスをものにする。今の日本経済のようである。これを面白いと思うかどうか、それは人に拠るだろう。いずれにしても条件は変わらないのだから、プレースタイルを変えるしかない。ある野球評論家も言っていたが、一年経験すれば二年目からは戦術が落ち着いてくるに違いない。この条件に適合する選手が重宝されることは間違いなかろう。

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