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2011年9月24日 (土)

老後の資金 貧老富老格差

 老後の資金として必要な額は3千万円であるらしい!それだけの蓄えを残している人あるいは夫婦はどれだけいるだろうか。

 サラリーマンによくあるパターン
 結婚してしばらく貯蓄に励み、住宅を購入する。子どもが成長し、教育費がかさむ。この間に貯蓄する余裕はない。給料も増えるが教育資金の増加に追い付かず、高大進学時には教育ローンの借り入れも加わる。この程度は子どもの人数によって随分違ってくる。一人っ子だと比較的負担が軽い。
 子どもが自立すると(最近はパラサイトシングルという族が生まれている)少しずつ余裕ができ、将来への蓄えを始める。しかし、ローンの返済が残っていると余剰資金は大きくはない。定年がやってくる。退職金が入るが、その一部は返済に回り、それまで我慢していた物品の購入や家屋の修繕に支出される。その結果残ったお金が老後の資金になるが、まだまだ先は長いので、制度があれば雇用延長してもらうし、なければアルバイトでも職を探すことになる。そして65歳を迎える。この時点で残ったお金が正味の老後資金だ。ここに年金を加えた額が生活資金になる。

 同じサラリーマンでも中小零細企業に勤める者は、大手に比べると恵まれていない。月例給でも差はあるが、退職金では大きな開きがある。年金でも差ができる。老後もつつましい生活を余儀なくされる。どういう老後が幸せかということは決めつけられるものではないが、たまに旅行をしたりおいしいものを食べに行ったりする余裕があれば、それは望ましいことに違いない。

 非正規の雇用者として長く働く者はなお厳しいだろう。結婚できない、できても貯蓄もできないし借金もできない。常にかつかつの状態である。子どもを持つことが難しい。病気になったらどうなるのか、不安におびえる。

 それぞれ怠けているわけではない。能力と置かれた客観的条件に応じて働き、生きているのである。結果に差があるのは仕方ないが、どの程度が適切かはそれぞれの社会が決めることだろう。また、最低限の生活と医療は保障されるべきである。明日の生活が当てにできないものであれば、それは大変な恐怖であり、生きる意欲を失うのも分かる。自殺者3万人越えはこういう環境から生まれている。

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