« 大岡昇平「俘虜記」読書感想その4 | トップページ | 人への対し方 尊重し合えるか »

2011年8月 9日 (火)

お台場デモ(?)について

お台場でデモ騒ぎがあったそうである。フジテレビが韓国のタレントを使いすぎるというのが騒いだ人たちの主張らしい。確かに、現象としては他局に比べて韓流タレントの露出は著しく多い。その点では私も違和感を覚えている。NHKが韓国のドラマを放映するのは、隣国の文化を紹介するという趣旨に解せば肯定できるが、歌のグループが何組も出て、韓国語やたどたどしい(なかには上手な子もいるが)日本語でしゃべり、また、歌だけではなく日本の観光地を旅させたりする。

 子供が見ているので、横から眺めているとその程度の情報を得る。そして何となく変に思う。子供たちも、出すぎだねと言っている。確かに、歌や踊りはよく訓練されて相当高い水準にある。しかし、それだけでは間が持たないからトークにも参加させるのである。聞くところによれば、日本向けに強烈にセールスしているらしい。これはあくまで商売なのである。フジもこれで他局と差別化し、視聴率を稼ごうという戦術である。あとは、それが成功するか否かの問題だ。嫌なら見ないことがフジへの最高のアピールである。

 文化は資本に乗ってくると言われる。これもその例に漏れない。日本で受けなければ、早晩衰退するであろう。台湾では未だに日本のタレントが人気で、若い人たちの憧れである。程度の問題から考えればこちらの方が深刻だが、台湾では文句は言わないだろう。これは国家間、民族間の複雑な関係に起因するものである。

 参加者のなかに、「在日は朝鮮半島へ帰れ。」という声があったという。これは、全くピントの外れた主張である。

« 大岡昇平「俘虜記」読書感想その4 | トップページ | 人への対し方 尊重し合えるか »