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2011年8月16日 (火)

甲子園で知る「校歌」

 よく考えてみると、出身校以外の校歌を聞くチャンスは、甲子園での高校野球以外にない。だからこそ甲子園に出場し、かつ勝利することは各高校にとって意義深いことなのである。

 近頃できた(設立は古くとも、共学化や統合などで改組・改名した学校を含む)高校は、古い学校と違って詞も曲調も今風である。残念ながら初戦で敗退し、その校歌は聞けなかった、愛知の至学館高校のものはJ-POP調と評されている。YuoTubeである少女が歌っているが、歌の上手さも手伝ってか、これはJ-POPそのものである。CDにして発売したらヒットするのではないか。あるいは、高校野球のイメージソングにしてもいいのではないかと思ってしまう。一高校の校歌をそのように使うことは不可能だが、そんな内容を持っている。

 大分明豊の校歌にも好感が持てる。南こうせつ夫妻の作品で、こうせつが歌うとなおさらよい。初出場の群馬県健大高崎高校の校歌も、「Be Together」という一節が印象的でよかった。しかし、このようによくできた曲はよいとしても、今風をねらって作ったはよいが、テンポがよくなくて今一つ馴染まない曲になってしまうと逆に悲劇である。それならいっそ、昔ながらの他校との区別がつけがたい重たい曲調の校歌の方がよいだろう。

 ときに、私の出身校の校歌は佐藤春夫作詞の古いものだが、曲も素晴らしく、まさに名作であると思う。在校中、ある先生が、これはうちにはもったいない校歌だと言ったが、私はその意見に同意したい。校歌は立派だったが、われわれは立派ではなかった。勉強しなかったし、隠れてタバコを吸っていたし、居酒屋で宴会をして謹慎処分を受けたりであったから。(断っておくが、私がそうだったという意味ではない。勉強しなかったという一点は当たっているが。)

 身の丈に合った校歌が良い。

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