« 「さん」付けで呼ぼう | トップページ | 戦後66年は砂上の楼閣か »

2011年8月27日 (土)

島田伸介の芸能界引退に思う

 7月10日のブログで以下のように書いた。

 「日経エンタテイメントの人気調査で、嫌いな芸人1位に島田伸助がランクされ、昨年まで1位を堅持してきた江頭2:50が2位に陥落した。
 島田伸助は、なかなか賢い男で、ニュース番組の司会も務めたことがある。その時は自ら二人のブレーンを雇い、新幹線での移動中にレクチャーさせていた。吉本の元常務木村政雄は伸助の才能を認め、大した奴ですよと言っていた。たしかに、頭の回転が速く、しゃべりは面白いが、力のないものをこきおろす傾向が顕著であり、また出世欲と金銭欲が表に出ていて好感が持てない。私の家内も嫌いである。過去に幾度となく醜聞があり、1位のランキングは、さもありなんと思わせる。」

 彼自身が暴力的であることは、芸能界において言うに及ばず、一般的にもよく知られている。そして、そのことの結果であるのか要因になるのか分からないが、暴力団関係者との付き合いも噂されていた。その関係は、彼自身が接近したこともあろうし、また相手が伸介の金を狙って近づいたとも考えられる。彼の芸能界におけるポジションの確保および財産の形成において、持ちつ持たれつの関係にあったと想像してもおかしくない。

 引退しても生活に困ることはない。ただ、目立つ喜び、芸能界において人を操る喜びがなくなるのである。直接、困ったことになる者は、伸介の後ろ盾で働く場を得たタレントたちである。彼らは当然のことながら伸介を擁護するだろう。これほど頼りがいがあり、優しい人物はいないのだから。

 横山やすし、横山ノック、島田伸介。話芸には見るべきものがあったが、「きれい」ではなかった。芸は芸で別個に考えることもできるが、ダーティーな臭いのする芸は、心を寒くする。

« 「さん」付けで呼ぼう | トップページ | 戦後66年は砂上の楼閣か »