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2011年7月29日 (金)

あまりにくだらないテレビ番組

 くだらなくない番組を探す方が難しいほど放送の中身は劣化していると思う。そういうものしか作れないのか、そういうものでないと見てもらえないのか。両方の要素があるように思う。

 なんでこんな作り方をするのか。予算が小さくなっている事情は分かる。贅沢なセットは使えない、遠くまでロケに行けない、ギャラの高いタレントは使えないなどの制約のなかで苦労するのは業界のことを知らない人間にも想像がつく。「費用は小さく、視聴率は高く」が至上命題である。この論理の中で番組の劣化が進んでいく。

 「金をかけてでも、いいものを作れば確実に視聴率が取れる」というなら今でもそういう道はあるだろう。しかし、いいものが作れるかどうか。昔は、映画やドラマの作り手にも才能豊かな人がいた。ところが、全般的に、芸術的感性を持ち制作能力に長けた人材が少ない上に、他の分野へも人材が流れていることを考えると期待薄である。また、見る側もいいものを見分ける力がなくなっている。演技は下手でも、人気にあるタレントを使えば視聴率が上がってしまうようだ。それこそ学芸会に毛の生えたようなお芝居で、見ていて恥ずかしくなることがある。

 お笑い番組とお笑いタレントを使ったクイズ番組の氾濫も劣化に拍車をかけている。前にも書いたが、インテリタレントが優秀さを競うパターンと「おバカ」タレントが馬鹿さを競うパターンとがあり、いずれも差別的な社会を象徴している。こういう番組の横行が放送界全体の質低下を招くとともに、視聴者の頭を劣化させている。

 さらに、これに輪をかけてすごいのもある。先日ちらっと見えたのは、とんねるずとお笑い芸人たちの番組だった。ただプールで騒いでいるだけの内容であり、台本もないだろうし、芸人ならでは芸が活かされる場面もない。それこそ、こんなものを放送できる神経を疑うし、視聴者を馬鹿にしている。これで喜ぶと思っているから出すのだろう。

 安っぽい番組に毒されないようにしよう。安っぽい笑い、安っぽい涙。いいもので笑い、いいもので泣けば心は豊かになるのだが・・・。

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