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2011年7月11日 (月)

舌禍

 舌禍とは
自分の言論が法律・道徳などに反していたり、他人を怒らせたりしたために受けるわざわい。「―事件」
他人の中傷や悪口などによって受けるわざわい。
 口は禍の元という。不用意な発言には注意しなければならないが、ほとんどの場合が本音の吐露であり、出るべくして出たものである。名のある人の言葉ほどマスコミで取り上げられ広く影響を及ぼすが、世の常識に抵触するものであれば世論によって非難を受けるし、特定の人物を中傷するものであれば本人もしくはその関係筋から抗議を受けるだろう。
 「舌禍」という言葉でグーグル検索すると、倖田來未と北野誠の舌禍事件が最初のページに現れる。失言の内容はともかく、倖田來未はこれでしばらく活動を自粛したし、北野誠は圧力がかかって番組を降り、他の芸能活動もできなくなった。
 倖田の場合は、たしかに発言が不穏当であったが、彼女ほどの売れっ子でなければ問題にもならなかっただろうし、女性にファンが多いタレントだからこそ問題が大きくなる発言内容でもあった。結果をみれば、自業自得と言えるが、人気者は言葉を選ばなければならない。それにしても、すぐに謝罪し、活動を自粛したために致命的な過ちには至らなかった。
 北野の場合は、非難した相手が別のタレントであればあんなことにはならなかっただろう。相手を間違えたのである。発言内容はたしかに下品なものであるが、お笑いタレントであればしばしば口にする程度のものではなかったか。タブーと言われていた“Y”に対する誹謗だったためにある団体から攻撃されたのである。
 最近では、復興大臣であった松本龍氏があいつぐ失言で辞任した。内容を聞くと、そんなことを口にすれば批判されるのは間違いないと予想されるものだが、本人はそう思わなかったわけだ。突然無神経になったのでもないだろうから、もともとそんな人だったのだ。だから、選んだ方も間違いなく悪いと思うと同時に、こんな人材しか残っていなかったことを残念に思う。菅さんは、松本氏に対して、何事も決めつける人だから復興に関する意志決定と実行も早くやってくれると期待したのだろうか。
 
 言葉は思想である。言葉の使い方で、その人の中身がおおよそ分かる。

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