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2011年7月16日 (土)

お笑い好き、コント好き

  大の「お笑い」好きである。小さいころから、どこの家庭もそうであったように、茶の間にある唯一のテレビを大人と一緒に見ていた。プロレス、プロ野球、大相撲などの中継、寄席中継、新喜劇、木下恵介などによる夜のテレビドラマ、昼メロ、「ある人生」や「新日本紀行」などのドキュメンタリー、のど自慢、などなど。思い起こすと、けっこうバラエティーに富んだ番組が放映されていた。

 考えてみれば、テレビ中心に生活が回っていたと言っても過言ではない気がする。特に土曜、日曜はそうであった。土曜には学校から帰ると、寄席中継や新喜劇を見て、それから遊びに出る。日曜は、朝に時事放談と国会討論会、昼にはのど自慢、夜はシャボン玉ホリデーから大河ドラマなどへ。テレビの下に家族が集まり、そこに団欒があった。

 さて、冒頭に言った「お笑い」の話だが、書き始めると多岐にわたるので今日は「コント」について書く。私のなかの原点は、シャボン玉ホリデーにおけるクレイジーキャッツのネタである。植木等、ハナ肇が中心になって、そこに他のメンバーやザ・ピーナッツが絡んでくる。脚本には前田武彦、青島幸男など大勢の作家が関わっていたようだ。当時はそんな舞台裏のことは考えもせず、ただ面白がって見ていた。「お呼びでない」という植木のセリフが活き活きとよみがえる。お笑いはなんでもそうだが、真面目な部分が基本にあって、そことのズレがおかしさにつながっている。

 続いて、コント55号。とにかくもの凄い勢いで出てきた。テレビへの露出度という意味では、まさに革命的であった。55号の場合は、客席を前にしてこそ活きる芸だ。あの現象は、55号がすごかったという言い方もできるし、見ていた客のエネルギーのすごさがあったからこそという言い方もできると思う。コントは面白くはあったが、私の好みではなかった。ネタの繰り返しが多く、それが「くどさ」を感じさせて厭だった。

 続いてドリフターズ。全員集合という公開番組があり、視聴率を稼いだが、これはあまり好きではなかった。それは、セットが大掛かりで、動きも大きくなってしまい、コントならではの軽妙なノリが出せなかったからだろう。コントと言うよりは、安っぽいお芝居であった。
 それに対し、スタジオ収録のコントは面白い。クレイジーキャッツよりは下品だけれども、脚本は笑いのツボを押さえていた。ただし、ふざけ過ぎのところもあり、また動きのはげしさもあって年長のいかりや長介にはきつかったのではないかと思われる。ゲストも多彩で、今でもYouTubeで見られるが、柄本明と志村けんのコントは最高に面白い。しかし、途中からドリフのメンバーが欠け始め、田代まさしや桑野信義らが出るようになり、志村の馬鹿殿が看板になり始めると面白さを無くしていった。

 その後のコントを見ていると、みな小粒になってしまった感がある。アンジャッシュと東京03がいいけれども、アンジャッシュはネタが細かすぎて笑いが小さくなってしまう。出てくる人物像も存在感が薄い。東京03の方は、特にサラリーマンやフリーターの世界を風刺しているものが多く、面白くて好きなのだが、やや斜めから見すぎているように感じる。

 以上、「コント」について。

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