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2011年7月22日 (金)

真の目的、真の動機

 政治の現象をこと細かく見ているわけではないが、政党や政治家の言動を見ていると辟易することが多い。

 菅さんの発言や行動に異論がないわけではないが、党内で上がっている批判にはうんざりする。組織としての体をなしていない。一体、政党の目的は何なのか。要には共通の理念があり、理念に基づいた目標に向かって進むよう「数」を形成しているのではないか。ところが、民主党をその現象だけから判断すると自民党とよく似ており、理念などは飾りで、実はそれに隠れたところで(あるいはあからさまに)それより次元の低い、自己や自己の所属する小社会の実利を目指して、多数派に寄生しているとしか思えない。だから、その多数派の形成には敏感で、今後の動静をどう読むかが生き残りの術となる。

 組織に所属するということは、かなりストイックなことである。意見はあっても、組織の判断には従わなければならない。従えないなら、組織の外に出るべきである。こういう組織原則がどこにもない。企業なら、その社員は、生活のために意見の違いを忍従することはあろう。しかし、食うために政党に入った政治家はいないのではないか。食うこととは次元が違う。考え方が違うなら、同じくする者と改めて組織を作ればよい。しかし、とはいえども、そんなに考え方の種類に多くのバリエーションがあるのではない。結局は、細かい、どうでもいいことにこだわっているだけなのである。

 社会を概観し、将来を見通すに十分なだけの見識を持たぬ政治家はいち早く職を辞し、被災地に出向いてボランティア活動を行い、一から勉強しなおしてはいかがか。松本さんが復興相になった時、その発言のきっぷのよさに拍手を送ったニュースキャスターがいたが、それはとんでもない間違いだった。政治家の「お里」をよく知る必要がある。

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