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2011年6月19日 (日)

NHKスペシャル「父は日本人を殺した」

 今日のNスペはよかった。戦争については日ごろから考えるところは多いが、つねに考えているのでもなく、生活の忙しさにかまけて忘れている時間の方が圧倒的に長い。そういう時にこのような番組があると、原点に自分を引き戻してくれる。NHKでしか作れない番組であると思う。かつては民放でも深夜ではあるけれども、この手の番組を作ることができたが、最近では見た記憶がない。

 沖縄の悲劇はなんだったのか。米軍の行動にも問題はあったのだろうが、日本の国家にこそ主たる責任があったのではないか。もちろん、沖縄で戦火を経験した当事者にとっては、面前の米兵の行動こそがすべてであったに違いない。丸腰の民間兵を家畜のごとく撃ち殺したことへの怨念は消え去ることがない。

 それでも、なぜもっと早く日本は降伏しなかったのか。サイパン、グアムと玉砕し、東京が大空襲を受け、さらには硫黄島が玉砕した。すでに敗色濃厚どころか、負けははっきりしていた。国体の延命を図るために降伏を先送りしたことでどれだけの命が失われたことだろう。広島、長崎に至っては、死者を面前で見ることなく、一瞬にして大量殺戮が行われてしまった。米軍の行動への疑問と同時に、返す返すも、体面にこだわった降伏の延期が悔やまれる。

 政治家は、国民の運命が自らの手中にあることをもっと自覚してほしい。いや、それは無理かもしれない。彼らの心は国民とともにないのだから。

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