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2011年4月29日 (金)

埋没する小さな変化

 東日本大震災が企業の業績に著しい影響を与えている。東北地方に生産拠点を置いていた企業は直接的な痛手を受けているが、そのほか周辺の企業が受けている間接的な影響も多大である。不要不急の消費が手控えられることで、売り上げの「想定外」の減少に見舞われているのである。

 私の勤務する会社でも業績の低下が発生した。明らかに地震の影響である。長い目で見れば、復興が進むにつれて次第に回復するであろう。しかし、しばらくは、おそらく夏が終わるころまでは、影響が残るに違いない。また、その先も不透明である。

 こういう状況で、やや心配なことがあり、社内で警鐘を鳴らしている。それは、地震の影響で大きく数字が動いているために、小さな変化が見えにくくなることだ。たとえば、競合メーカーに当社の顧客を奪われていたとしても、そのことに気が付くのが遅れてしまう恐れがある。対応が遅れると被害が拡大して、地震の影響がなくなっても業績が元に戻らないという事態が発生するやもしれない。

 地震だからという理由付けがまかり通ってしまう。警戒すべきことだ。政府の政策にも類似のことがありそうだ。国民も仕方がないかと納得してしまう。大事なのは、個々の事態、事象に対して一つひとつ確認をし、合理的に判断を下すことだ。十把一絡げのものの見方は、人も企業も国も過ちへと導く。

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