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2011年3月19日 (土)

避難所で感染症の危険増す アルコール消毒液有効

 感染症の予防として、アルコール(エタノール)による手指の消毒が有効である。またインフルエンザの場合はマスクの着用も合わせて対策とするのがよい。

 地震のあと設けられた避難所では水の供給が極端に不足していて、トイレの後に流せない、あるいは手を洗えないという状況がある。このため、感染症がはやり出すと、集団で寝起きしていることもあって、急速に伝染していくことが予想される。現場では自治体の保健衛生関係者などの間に危機感が強まっている。

 私の勤める会社ではアルコール製剤を製造している。地震のあと、インターネットで被災した県のホームページを検索し、救援物資の受け付けについて調べた。そして提供できる品目と数量を文書にしていくつかの県に申請した。ただし、県の担当者によると物資の受け入れ先が決まらないと出荷の要請ができないという。おそらく、担当者にはそれが本当に必要なものなのか判断できないし、むやみに送られても物資を集積するセンターが確立されていないという事情もあるのだろう。とはいえ、実際には現場が必要としている物なのである。

 そうこうしているうちに、仙台市からアルコールが欲しいという電話がかかってきた。もちろん即協力させてもらうと返事すると同時に、宮城県にも連絡をとった。宮城県の担当者は、それだったら話が早いと言い、仙台市に連絡をして調整をしてくれた。次の日には仙台市からの要請文書が届き、警察署に緊急車両の証明書を出してもらい配送の段取りをとったのだった。

 その後も福島県の住民からアルコール提供の要請がメールで届いた。これについても現在対応中である。新聞によると、あるメーカーがアルコール製剤を何千本と寄付したらしいが、このような声を聞くと、その物資はどこへ行ってしまったのかと不審に思う。どこかの倉庫に眠っているのなら全く惜しい話だ。

 物は使われてこそ値打ちがある。必要としている人々がどこにいるのか、その情報をキャッチするシステムが重要だ。本来行政は住民のニーズをつかむのが仕事なのだが、その機能が不十分である。柔軟で迅速なシステムを開発しないと、いつまでも市場こそ最高のシステムだという考え方一辺倒の人間ばかりになってしまう。

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