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2011年2月 2日 (水)

自ら考え、自ら行動する

 最近よく聞くフレーズである。私の勤務先でもことあるごとに言われるし、雑誌などにもよく書かれている。意味は文字通り理解すればよいので難しいことはない。大事なのは、なぜ今こんなことが言われるのか、その社会的背景である。

 要は先例に倣って仕事をすることができなくなっているのである。これまでは、先進国がたどってきた道を同じように歩んでいればよかった。力のない企業は先進企業が取り入れているシステムを真似すればよかった。学問や文化の世界も同様だった。

 ここには、日本の社会も長足の進歩を遂げ真似るものが残り少なくなってしまったという事情がある。方や、ゆっくり教えている余裕もなくなったという事情も合わせて考えなければならない。
 改善活動でも、その手法などにまだ学ぶべき点はあろうが、考える手順にさほど違いがあるわけではなく、目の前で発生している問題に真摯に対峙するしかない。それが自ら考え、自ら行動するということの含意である。本を読むより、実例で考える方が大事である。形式にとらわれるよりも、なんとか解決しようという意欲が人を育てるのである。

 とはいえ、その意欲を引き出すのが難しい。どんな企業、どんな組織にも共通する悩みの種なのだ。

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