« 就職困難社会に思う | トップページ | 携帯電話から記事を書く »

2010年12月12日 (日)

人材の質  

 企業を成長させるには人材が必要だ。もちろんトップの力量とリーダーシップが一番大事であるが、社員の能力とモチベーションの高さが業務と組織のレベルを決定する。

 環境が大きく変わり、組織も大きく変革しなければ生き残れない場面がやってくる。できることならこれまでの戦力をレベルアップすることで変化に対応したいが、それでは追いつかない状況もありうる。真面目にコツコツ働く社風があるとすれば、それはこれまで美風であったろう。しかし、それは今の状況に適合しない。大胆な発想で仕事のやり方を変えたり、新しい分野にチャレンジする行動が求められる。

 急に変われない人が多い。それは職位が高い幹部や管理職層も例外ではない。これまでもベテランの社員が辞めていった事例はあるが、振り返ってみると、企業が成長するにつれその段階に応じた思考力やパソコンリテラシーを身につけることができずに置いてきぼりにされた人たちだった。要は居づらくなって去っていったのである。それと同じように、今の変化に付いていけない人達は先頭に立つことはできなくなるし、またそうであってはいけないのだ。それでは会社が潰れるだろう。

 変われなければ外から連れてくるしかない。私の勤め先でもここ数年幹部の人材補強をしているが、百パーセントではないが、期待に応える実績を残してる。生え抜きの社員との協調性も悪くない。力のある人はそういう部分でも抜け目がないのである。
 そうすると職位の喪失、降格が発生する。辞めなくてもよいが、そのことには辛抱してもらわなければならない。かといってそれで終わりではない。もともと、力はあるのにあまりにゆったり仕事をしているから成果の小さかった人もいるだろう。心機一転努力すれば活躍の場は生まれる。組織に成長力があれば、ポジションも増えるに違いない。

 社会が変化すれば自ずと世界観や人生観にも変化が生まれる。ただし、地域や組織や個人によりズレが生じる。先どりした者はより適応するし、遅れた者は取り残される。厳しい現実だが、否応なしに進んでいくことが多い。いつも言っているように、過度の競争は社会にも人間(精神)にも歪みをもたらすのであり、総論としては全くもって正しい指摘と思っているが、各論となるとまずは生き残ることが先決になってくる。歪む前に破滅したのでは、再生は不可能になる。

 まったく厳しい話だが、目前にある現実なのである。

« 就職困難社会に思う | トップページ | 携帯電話から記事を書く »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 就職困難社会に思う | トップページ | 携帯電話から記事を書く »