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2010年12月29日 (水)

哀愁出船 美空ひばり&森昌子

 美空ひばりの持ち歌である「哀愁出船」をひばりと森昌子が一緒に歌っている映像があった。一番を森が、二番をひばりが歌っている。

 森は、いくら可愛がってもらっていたとはいえ女王の前では硬くなるだろうし、ひばりとしても森の上手さが分かっているから気合が入る。そういう関係もあって聞きごたえのある共演になっていた。
 どうしてもどちらが上手いかという視点で見てしまう。当然ひばりに軍配は上がるが、森には森の良さがあって、大差は付かないというのが私の評価だ。演歌というジャンルで類型化された女の心情を素直に歌っているのは森の方だろう。繊細で、可憐な部分は森ならではの世界だ。一方ひばりの歌は、歌という枠には納まりきらないスケールがある。「美空歌」という別のカテゴリーを設けたいほどだ。劇場で聴けば、なお一層聴きごたえがあるだろう。高いお金を払う価値がある。

 中身の濃さにおいてこの二人を上回る組み合わせは他にはないだろう。一人ひとり聴くのもよいが、このような趣向も対照の妙味があって面白い。

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