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2010年11月 5日 (金)

いろんな子がいた

 昔、狭い部落だが実家の周りにはいろんな子がいた。知的障害のある同級生のU君。小児まひで知的にも身体にも少し障害のあったA君。少なからず差別を受けていた在日朝鮮人のM君。当然ながら、彼らのような‘特別な’存在が町中にあったのではない。たまたま私の周りに固まったのである。
 U君は途中から別のコースを歩くことになったが今も健在で、帰省するとたまにスーパーで姿を見かけることがある。A君はずっと実家で暮らしていたが、いくつか病気を抱えており、畑で倒れ息絶えているところを発見されたらしい。数年前のことである。M君は引っ越したのだろうか小学生の途中でいなくなってしまった。今どこで暮らしているのかも分からない。
 印象的なことが一つある。U君の親は朗らかな人で、運動会でU君が走るのを笑いながら見ていた。一方、A君の親はA君を運動会に出させなかった。担任の先生がA君宅を訪れ説得していたのだが、結局A君の走るところを観ることはなかった。とはいえ、近所では一緒に遊んでいたのでいつも見ていたのだが。親にもいろいろな考え、思いがあるものだ。

 彼らが周りにいたことは、少なからず私の人間観に影響を与えている。それがどの程度大きな影響かは判断できないが、人間は一様ではないのだということを知る機会にはなっただろう。私は彼らに何も与えることができなかったが、彼らのおかげで私は大事なものを得ることができたのである。

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