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2010年10月23日 (土)

ロジカルシンキング

 勤め先の若手社員がコンサルタントからロジカルシンキングを学び、その成果発表として自分が選んだ題材に対してプレゼンを行った。私もかつてグロービスマネージメントスクールで学んだことがあったが、(グロービスではクリティカルシンキングという)主に、ピラミッドストラクチャーというフレームワークについて学んだ。
 これらは説得力を高めるための手法であり、言いたいこと(主張)の論拠を明確に分かりやすく示すことがその目的である。ビジネスでは、自分の会社の商品を売り込むことが大きな仕事であるが、それを成功に導くためにはプレゼンの効果を高めなければならない。そこでは、その商品を採用することが相手によっていかに大きな利益を生むかを伝える。したがって、基本的には悪い材料は切り落とし、肯定的な情報を前に出すことになる。これはビジネスシーンでは当然のことである。狭い意味の「ロジカルシンキング」はビジネスのツールだと言ってよいだろう。

 ところで、社内においてもプレゼンはある。新しい事業の立ち上げに関するものであったり、新システムの導入に関するものであったりする。この場合は顧客に対するプレゼンとは質の違いがある。社内の場合は正しい意思決定を導くことが目的である。だから、都合のよい材料ばかりを出してはいけない。判断を過つからだ。メリット、デメリットを出し切って、そのうえで総合的判断を提起すべきである。そうでなければ、仮に聴く側に判断力や緊張感が欠けたりすると、判断材料の不足する主張に騙されることになる。

  ロジカルシンキングとは一つの手法であって、それそのものが正しさを証明するものではないことを知るべきである。

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