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2010年10月 5日 (火)

人目にさらされる職業

 ニュースキャスター、歌手、俳優、芸人など不特定多数の人間の目に触れる仕事に就く人達がいる。もちろん、成功しなければ注目を浴びることはない。

 見られていると、良いことも悪いことも両面ある。女優ならば、見られることできれいになっていく。有名になることによる様々な特典もあるだろう。逆に、公衆の面前では常に緊張を強いられることがあろうし、プライバシーの侵害に対して一定の範囲は許容せざるをえない。

 常に見られていると、人間の変化を察知されてしまう。長くその世界で生きていれば、ああ老けたなあとか、太ったなあとか思われる。それは仕方のないことだ。また、定期的に、かつ長期にテレビに出ていたりすると体調まで分かってしまう。
 たまにキャスターなどで体調を崩し、休んだり降板したりする人がいる。明らかに痩せてきたとか、精気がなくなったとか、声が出にくくなったとか感じる場合がある。本人にとっては知られたくないと思うが、観ている方は画面を通じてでも分かる時がある。山際淳司がキャスターを務めていた時がそうだった。明らかに痩せてきて顔がげっそりしていた。それからしばらくして降板し、間もなく他界された。あそこまでよく辛抱して席に着いたと思う。
 漫才の三球照代のビデオを見たときに、照代さんの声が聞き取りにくかった。解説を聞くと、それからしばらくして倒れたそうだ。そう知って聞くと痛々しい。なぜそうなっても舞台に立ったのか。芸人に生活の保障はないからそうせざるとえないという面もあろうし、仕事をしたいという欲求もあるのだろう。
 北原謙二は脳内出血で倒れたがリハビリして復帰し、何度か懐メロ番組に出演した。見るからに後遺症があって痛々しいが、同じ病気に罹った人には励ましになるのかもしれない。

 見られることによって大きな快感を呼ぶが、見られなくなったときは残酷な終幕を迎える。

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