« 映画「悪人」を観る | トップページ | 差別について少々 »

2010年9月22日 (水)

為替相場について

 日本銀行のホームページにはこう書いてある

Q:為替相場とは何ですか?

A.:為替相場(為替レート)は、インターバンク市場における円やドルなどの各国通貨の取引の相場です。インターバンク市場では、金融機関が通常、百万通貨単位を最低取引単位とする取引を、電話やコンピューター端末を使って行っています。

 「本日の東京外為市場の円相場は、1ドル=○○○円××銭と、前日に比べて△△銭の円高ドル安でした。」など、ニュースなどで最も頻繁に目にするのは円・ドル相場ですが、その他の様々な通貨の組み合わせに関するレートも存在します。

 また、個人が銀行などで小口の両替や外貨預金をする際のレートは、いわば小売り段階のレートですので、インターバンク市場の相場とは異なります。

 変動相場制下における為替相場は、誰かが一方的、恣意的に決めているわけではありません。市場における需要と供給のバランスによって決まるのです。これは、物やサービスの価格が決まるのと同じ原理です。

 ドルに対して円が高くなったらどうなるか。逆に安くなったらどうなるかについては、池上彰が解説する程度のことは分かっているが、それ以上突っ込んで考えると難しい。為替に関する本も買ってきたが、開かないままになっている。
 通貨が売買され、その需給関係で交換の比率が変化することは分かるが、そもそも通貨の価値とはなにかとか、その変動は単に売買行為だけで決まるのかについては分かっていない。おそらくほとんどの人は分かっていないし、専門家だって正確に答えることができないだろう。

 通貨の価値とは・・・。それは国の力を表すものだろう。国家の存在が前提になる。国家がなければ通貨は一つでいいはずだ。国の力といってもどんな力か。基本は経済力だろう。インフラが整備されて、労働者の教育水準が高く、製品やサービスをたくさん、あるいは高品質に生み出す力が蓄積されているかどうかで決まるのではないか。
 そこに加えて、政治の力がある。軍事力や外交の力もそこに含まれる。そして総体として国の力として現れる。

 しかし、その力は長い時間をかけてじっくり築かれたものだ。そういうものが刻一刻変化するのはおかしいじゃないか。売買で動くからだ。それも然り。売買の主体は、いろんな国に属する個人や団体だ。おそらく個人の存在は微々たるもので、本当の主体は組織あるいは機関なのだ。そういうところが、いろいろな思惑をもって、すなわち投機的に通貨を動かすから変動するのだろう。

 より大事なのは、先を読むだけではなく、意図的に操作をすることだ。そこに国家が加わると、大変なことになる。今起こっている円高にはそういう要素があるのではないか。政治的な結果をもって日銀が市場介入を始めたが、なんとも見え見えの判断であって、外国からは冷ややかに見られているらしい。内需の細った欧米は輸出に活路を見出したいから、ドル安ユーロ安は歓迎なのだ。ユーロはギリシャショックで急落したが、おかげてドイツ企業の業績は回復した。

 意図的な操作があると、国民が努力して身につけた国力や財産が一気に価値を暴落させる。これがもっとも怖いことであるが、実はもっとも本質的なことではないのだろうか。

« 映画「悪人」を観る | トップページ | 差別について少々 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 映画「悪人」を観る | トップページ | 差別について少々 »